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プレイバック2002

TOKYO MOTOR SHOW 2004
プレイバック2002

<< VOLUME 3
“動くオフィス”に熱い視線
日産自動車
昨年のショーに引き続き清潔感が漂うアイボリーホワイトを基調とした日産自動車の展示ブース。中央通路側には、広々としたスペースの「ゲストラウンジ」コーナーを“特設”。顧客の囲い込み作戦にも余念がない。
今回のテーマは「ビジネスコンビニエンス」。出品車両は18台。オフィスと車の融合をはかる「時代を先取りした新しいジャンルのビジネスカーに力を入れた」と、マーケティング担当の松村矩雄副社長は語る。
なかでも、ドライバーの働きやすさなど“動くオフィス”を極限まで追求した「ビーライン」と日産の代表的な商用車の「キャラバン」をベースに、最先端のユーティリティを実現した新タイプの「キャラバン-デリバリーバージョン」が注目のマト。ゲストユーザーを中心にブースは活気に溢れており、“元気な日産”を印象付けていた。

ここはレッドステージ? それともブルーステージ?


▲ PAGETOP

新しいロゴマークも初のお披露目
日産ディーゼル
日産自動車とブースカラーを統一し、グループの絆をアピールした日産ディーゼル。テーマは「もっと、DOing-BEST」。仲村巖社長はプレスブリーフィングで「お客様との関係を“もっと”強くし、これからもお客様に選ばれる企業であり続けたい」と、ユーザーとの信頼関係の発展に努めることを重ねて強調。今回のショーでは、車両のトップマークの新しいデサインも初めてお披露目した。来年以降に発売する国内向けトラックやバスに採用する。
出品車両は7台だが、エンジンとモーター、それにエネルギー密度を飛躍的に高めたスーパーパワーキャパシターを組み合わせた世界初のハイブリッドトラックを含む「コンドル-MK」シリーズと、新開発の電子制御(12段ESCOTAT)を搭載し、燃費の大幅な向上と低公害化を達成した大型トラックの「ビッグサム」シリーズなどを展示。また技術展示コーナーでは、最先端の低公害技術にエンジニア関係の来場者から熱い視線が注がれていた。

世界初の先端技術を搭載した「コンドル MK」


▲ PAGETOP

商用車も“Zoom-Zoom”、新技術・新アイデア目白押し
マツダ
西ホール中央側にあるマツダのブース。昨年の乗用車ショーに続き、今回も“Zoom-Zoom”(ズーム・ズーム)という軽快なリズムでブランドメッセージを発信。
小型トラック・バンを中心に出品車両は21台。今年6月に就任したばかりのルイス・ブース社長は「“環境”“新しいビジネススタイル”“福祉”の3つがキーワード。新技術・新アイデアではどこにも負けない自信がある」と力強く語る。先進技術が目白押しのなかで目玉は、新開発のコモンレール式ディーゼルエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドトラック「タイタンダッシュクリーンディーゼルハイブリッド」。従来の同型のディーゼル車に比べ、燃費を約50%向上、さらにNOx排出量を約65%低減、PM(粒子物質)も約85%も低減し、優れたクリーン性能を実現した。
また「ボンゴ」シリーズなどの市販車もバリエーションが豊富で新アイデアを提案していた。

メインステージでは“Zoom-Zoom”の
リズムに乗って出品車両を紹介


▲ PAGETOP

世界初、日本初の“優れモノ”まるごと公開
小平産業・新明和工業・極東開発工業・クセニッツ
中央ホールにある商用車ボディコーナーのなかで、小平産業、新明和工業、極東開発工業、クセニッツ・ジャパンの4社は、前回の商用車ショーに引き続き個別の展示ブースを設けてアピール。
クセニッツは出品展示5台のうち、20人乗り小型ノンステップバスの「シティーワン」など世界初の発表が2台と日本初が1台。新明和は5台のうち、軽トラックのシャシーにコンテナ脱着装置を架装することに成功した「アームロールEZ」は世界初の優れモノ。
小平産業はダンプトレーラの「フラッツモール022」シリーズで日本初のモデル2台を披露。極東開発のブースではボディが地面に水平まで降ろせる便利な荷積み車両「フラトップ」などがビジネスユーザーに好評だった。


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