日本自動車工業会主催、乗用車と商用車の分離後、2回目となる商用車ショー
「第36回東京モーターショー」の開会式が10月29日午後1時15分、千葉・幕張メッセの
国際会議場2階コンベンションホールで、総裁の寛仁親王殿下のご臨席のもと華やかに行われた。
30日からの一般公開を前に催された開会式には、来賓として政・官・財界人、千葉県知事を始め業界関係者約670人が出席。加藤和彦理事の開会の辞、国旗掲揚のあと、主催者を代表して宗国旨英会長は「ショーテーマ“進化の予感。働くくるまのスタジアム”の通り、日々進化している商用車とそれを支える技術革新をつぶさにご覧頂くことが出来ると期待しています。またモーターショーという国際的な場を活用し、自動車業界が直面する環境、安全、グローバル化などの諸問題への業界の取り組みを積極的に情報発信してまいります」と挨拶。今回は日本自動車工業会と東京モーターショー主催団体であった自動車工業振興会との統合後、初の開催となっただけに、自工会としての総合力を生かしたショー運営に力を入れていたのが注目された。
次いで、平沼赳夫経済産業相(代読 桜田義孝大臣政務官)、扇千景国土交通相、堂本暁子千葉県知事からそれぞれ祝辞が述べられたあと、張富士夫副会長の開会宣言に続いて寛仁親王殿下がテープにハサミを入れられると場内は拍手に包まれ、午後1時45分に閉会した。殿下はこのあと宗国会長の案内で1時間ほど会場内をご見学されたが、燃料電池車やハイブリッド車、福祉車両などの技術が向上したことに関心を示されていた。
また午後3時から国際会議場2階コンベンションホールで、寛仁親王殿下ご参加のもと祝賀レセプションが開かれた。モーターショーが国際交流の場にふさわしく、内外から約800人が出席。宗国会長の挨拶に続いて、乾杯の発声は張副会長が行い、午後4時30分、和やかに終了した。
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