東ホールの半分強のスペースで共同出展コーナーという初めての試みを打ち出したトヨタ自動車、日野自動車、ダイハツ工業のトヨタグループ3社。「環境」など3テーマそれぞれに、軽自動車から大型トラックまでの先端技術を集結しており、トヨタグループの総合力をアピールする展示となっていた。
グループ3社の共通テーマは「21世紀の物流・人流の在り方」。会場中央のイベントスペース周囲を共同出展コーナーとし、(1)環境(2)ITS(3)福祉をテーマに各社の車両、技術を紹介しながら、「商用車が生活や産業活動にどう関わって行くかを考える場」(張富士夫・トヨタ社長)を提示している。
環境では、コモンレール式ディーゼルエンジンやハイブリッドシステムなどを展示。ハイブリッドは、排ガスを従来の10
分の1に低減するというディーゼルをベースにしたトラック用システムが注目されている。トヨタ、日野の先端技術を持ち寄って開発中の近未来技術だ。
東ホールの半分強のスペースで共同出展コーナーという初めての試みを打ち出したトヨタ自動車、日野自動車、ダイハツ工業のトヨタグループ3社。「環境」など3テーマそれぞれに、軽自動車から大型トラックまでの先端技術を集結しており、トヨタグループの総合力をアピールする展示となっていた。
グループ3社の共通テーマは「21世紀の物流・人流の在り方」。会場中央のイベントスペース周囲を共同出展コーナーとし、(1)環境(2)ITS(3)福祉をテーマに各社の車両、技術を紹介しながら、「商用車が生活や産業活動にどう関わって行くかを考える場」(張富士夫・トヨタ社長)を提示している。
環境では、コモンレール式ディーゼルエンジンやハイブリッドシステムなどを展示。ハイブリッドは、排ガスを従来の10
分の1に低減するというディーゼルをベースにしたトラック用システムが注目されている。トヨタ、日野の先端技術を持ち寄って開発中の近未来技術だ。
ITSは、トヨタの運行管理・営業支援システムである「TIME」シリーズなどを提案。すでに試験段階となっているバスロケーションシステムは、実際のバス停を模した展示もあり、まさに情報と車の融合による21
世紀の人流の在り方が示されている。
3番目のテーマである福祉分野も注目度が高い。ダイハツが展示している「ミゼットII
訪問介護車」は、車イスや簡易トイレなどの介護キットを搭載、軽自動車ならではの機動力が伝わってくる。また、1999年のショーにも登場したトヨタのエスティマベースのハイブリッド「HV-M4」は、走行中に充電可能な電動式車イスを搭載、安心感のあるなだらかなスロープに来場者の眼が向けられていた。
合同コーナーを取り巻くように各社個別の展示も行われており、ビジネスショーとはいえ、やはり参考出品車に人気が集まる。トヨタは年内に発売という3リッターのスポーツ・ユーティリティー・ワゴン「クルーガーV」を披露。また日野は、2001
年の「パリ・ダカ」ラリーに出場予定の「スペースレンジャーFT」を持ち込み、両モデルともその迫力で東ホール屈指の集客力を見せていた。
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