自動車工業振興会主催、今世紀最後を飾る第34 回東京モーターショー<商用車>の開会式が2000年10月31日午後2
時30 分、千葉・幕張メッセの国際会議場2 階コンベンションホールで、総裁の寛仁親王同妃両殿下をお迎えし、華やかに行われた。
11月1日からの一般公開に先立って開催された会場には、政・官・財界人、千葉県知事を始め業界関係者約600
人が出席。石川赳夫・専務理事の開会の辞、国旗掲揚のあと主催者を代表して奥田碩会長から「今回はアジアで初めて開催される国際的な総合商用車ショーとなりました。テーマは“個性満載。地球を走る。明日をつくる。”とし、出品各社の物づくりと環境対応の成果など21
世紀を見据えた新しい商用車の姿、魅力を堪能していただきたいと思います」と挨拶。次いで坂本剛二・通産省総括政務次官、森田一・運輸大臣、それに沼田武・千葉県知事からそれぞれ祝辞が述べられた。このあと宗国旨英・副会長の開会宣言に続いて寛仁親王妃信子殿下がテープにハサミを入れられると場内は拍手に包まれ午後3
時に閉会。両殿下は奥田会長の案内で1 時間10 分ほど徒歩で会場内を一巡されたが、「乗用車ショーに比べて面白いところもあるね」と丹念にご高覧されていた。なかでも福祉車両などに興味を示されたご様子だった。
また午後4 時40 分から国際会議場2 階コンベンションホールで、寛仁親王同妃両殿下ご参加のもと祝賀レセプションが行われたが、出席者は約900
人、乾杯の発声は宗国副会長が行い午後6 時、和やかに終了した。
|