展示空間を、水族館を思わせるディスプレイを組み込んだウォールで仕切るヤマハのブース内で注目されていたのが、“アートの世界”。ヤマハは、その現在と未来の姿を「The Art of Engineering」とテーマ化して出展、国内初出展の6モデルを中心にアートにたとえて紹介していました。外から見ると“水槽”のような空間に置かれているのは、前輪ハブにモーターを組み込んだハイブリッドスクーター「mabrice」など。
また、新しいライフスタイルを提案するとともに「思いもよらない乗り物」をイメージさせる「作品」を集めた展示もユニークだが、ブース中央で存在感を示すのはフラッグシップで輸出仕様の「YZF-R1」。MotoGPマシンの設計思想を採り入れたビューティフル&エキサイティングスポーツとして、来場者の注目を浴びていました。
エキサイティングな走りをイメージするヤマハ「YZF-R1」
SUZUKI - 開放的なブース展示
スズキのブースは、正面左側に「GSX-R1000」をはじめとするレーサーやモトクロッサーなどを集め、右側に話題のコンパクトコミューター「チョイノリ」シリーズを集めた展示で、全体的に開放的なレイアウトにしていました。
新たに追加される参考出品の「チョイノリSS」などは、女性や子供たちの人気を独占、ブーステーマとしている「Power to the Future」を象徴するコンセプトモデル「G-STRIDER」は最も目立つ存在でした。
低いスタイルでリラックスした乗車姿勢で新しい乗り心地を提案するとともに、独自開発の電子制御式CVTを採用し、滑るように疾走する900ccオートマチックモーターサイクルとして理想を追求していました。