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TOKYO MOTOR SHOW 2005
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プレイバック2003
TOYOTA - テーマは「環境と感動」
 「環境への配慮」、「人への優しさ」、「クルマの本質的な魅力である走る歓び」、そして、「使う楽しさ」――。これらのニーズをうまく組み合わせた新しいコンセプトのハイブリッドテクノロジーを提案。近未来の “ECO”を予感させるブースでした。

 今回のテーマは「環境と感動」。東ホールの半分近くの広いスペースをトヨタグループが占めており、トヨタはF1レーシングカーなどを含む参考出品車10車種12台、市販乗用車21台の計33台を展示していました。ブース中央にはシルバーメタリックを基調としたスタジアム風のステージを特設。45分間隔で繰り広げる「ECO×EMOTION」のプレゼンテーションは大人気で、人垣で場外まで埋め尽くされるほどの盛況ぶり。このステージで紹介しているコンセプトカーは、「Fine-N」、「CS&S」、「SU-HV1」、そして「PM」。環境・安全技術とドライビングプレジャーの両立を目指す“トヨタイズム”を主張する新しいハイブリッド技術のオンパレードでした。
 なかでも、注目されるのは高い技術水準を誇る環境対応モデル。燃料電池ハイブリッド車の「Fine-N」は、扱いのむずかしい水素エネルギーを使う薄型の燃料電池ユニットに、ハイブリッドシステムを合体させた究極のモデル。しかも、ホイールの内側にモーターを搭載し4輪を自律的に制御することで、安定性を飛躍的に高め、思いのままのコーナーリングなどが可能になるという。
 「CS&S」は電気モーターとガソリンエンジンを併用する新世代のハイブリッドシステム「THSII」を運転席後方に搭載。E-Four(電気式4WD)との組み合わせで優れた環境性能のみならず、ファントゥドライブも追求したスポーツマインドに溢れる新世代モデルでした。
 「SU-HV1」は新設計のSUV用ハイブリッドシステムと電気式4WDによって、SUVとしては世界トップクラスの低排出ガスと、ベース車両の2倍となるコンパクトクラス並みの燃費性能を持たせているのが特徴。

パーソナル・モビリティ「PM」に人気

 デモストレーションで最も熱い視線を浴びているのは、ボディの色を変え、カタチを変えてステージを走り回る可愛らしい一人乗りの「PM」。「PM」はパーソナルモビリティの略。ドライバーはモビルスーツのごとくキャノピーに収まり、手足の動きで車体をコントロールする。低速時はキャビンが立った状態で走行。速度が上がるにつれ、キャビンが横倒しになって空力をかせぎ、ホイールベースが伸びて直進性が確保されます。
 「であう、つながる、あつまる」をコンセプトとし、最先端の情報通信技術を駆使しながら、“人とクルマの一体化”、“クルマとクルマのふれあい”を追求しながら、まったく新しいモビリティ社会を提案していました。

初の「レクサス」展示スペースも

 一方、市販化へのスタディモデルは、次世代高級セダン「CROWN CONCEPT」のほか、独立したレクサス展示スペースを初めて設けており、レクサスブランドのプレミアムセダン「LF-S」と新SUV「LF-X」を展示。いずれも2005年から国内で展開するレクサス店に導入する予定のモデルであり、注目度が高かったです。
ステージでは「PM」のデモストレーションが人気のマト
日本で展開されるレクサス店に導入予定のニューモデル「LF-S」
「Fine-N」
「Fine-N」ワイヤーフレームボディ
新世代ハイブリッド技術の展示
独立したレクサス展示コーナーを新設。東ホールの広いスペースを占めるトヨタ
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