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三菱自動車は10月19日(水)(一般公開は10月22日(土)から11月6日(日)まで)より幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される第39回東京モーターショーに、新企業コミュニケーションワード"クルマづくりの原点へ。"をテーマとして、コンセプトカー、同社独自の次世代型電気自動車「MIEV(ミーブ、Mitsubishi In-wheel motor Electric Vehicle)」、モータースポーツ参戦車、福祉車、一般市販車など17台(プレスデーは14台)を出品します。
主な出品車として、"走り"のイメージを高めたスタイリングと、4WDを核とした究極の車両運動統合制御システム「S-AWC*1(Super All Wheel Control)」を搭載し、"走る歓び"を具現化したコンセプトカー『MITSUBISHI Concept-X(エックス)』、どこへも行ける高機動性・高機能性をコンセプトに"確かな安心"を具現化したコンセプトカー『MITSUBISHI Concept-D:5(ディ:ファイブ)』を世界初披露するとともに、新時代に向けた革新的な新型軽自動車『i(アイ)』を参考出品、さらに、従来のSUVに無いスポーティなスタイルとフレキシブルなユーティリティを併せ持つ新型SUV『アウトランダー』(10月17日発表・発売予定)などを出品します。

*1 S-AWC(Super All Wheel Control): 4WDを核とした、駆動、制動力、ステアリング、サスペンション制御を統合した、車両運動統合制御

出品車両リスト(予定)

種類 名称 台数 備考
コンセプトカー MITSUBISHI Concept-X 1 参考出品車(世界初披露)
MITSUBISHI Concept-D:5 1 参考出品車(世界初披露)
モーター
スポーツ
ランサーWRC05 1 2005年WRC参戦同型車
パジェロエボリューション 1 2005年ダカールラリー参戦同型車
市販(予定)車 i 2 参考出品車。カットモデルも展示
アウトランダー 6 音響体感車(1台)、ドレスアップ車(1台)含む
一般公開日は5台
ランサーエボリューションワゴン 1 一般公開日のみ
グランディス スポーツギア 1 一般公開日のみ
コルト 1 一般公開日のみ
eKワゴン 1 一般公開日のみ
コルトプラス 1 福祉車両
技術展示 ランサーエボリューションMIEV 1 MIEV(Mitsubishi In-wheel motor Electric Vehicle)試験車
S-AWC   S-AWC(Super-All Wheel Control)技術
次世代MIVEC   新世代エンジン技術

三菱自動車は10月19日(水)14:40〜15:00に同社ブースにおいてプレスブリーフィングを実施いたします。

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PHOTO
三菱自動車工業(株)
〒108-8410 東京都港区港南2-16-4
Photo Album>
1. 『MITSUBISHI Concept-X』 (参考出品車)

『MITSUBISHI Concept-X』は、『ランサーエボリューション』のスパルタンな走りのイメージを継承するエクステリア、ドライビングへの集中力を高める機能的かつハイクオリティなインテリアにより、機能に則った端正かつ精悍なデザインを目指しました。
メカニズムの面では、アルミブロックのMIVEC*2ターボエンジンや、高性能の6速自動マニュアルトランスミッションを搭載。また、ルーフ、ボンネットフードなどボディパネルの随所にアルミニウム材を積極的に採用。そして、4WDを核に究極の車両運動統合制御を実現する「S-AWC(Super All Wheel Control)」など、三菱自動車の"走り"の技術の集大成として、"走る歓び"を具現化するコンセプトモデルです。

*2 MIVEC (Mitsubishi Innovative Valve Timing Electronic Control)
三菱自動車の連続可変バルブタイミング機構の総称

デザイン
エクステリアは、"新しい三菱自動車デザイン"の象徴となる、端正かつ精悍なフォルムを実現。ジェット戦闘機をモチーフとした大きなグリルが印象的なフロントマスクは、大量のエアを導入するとともに、安定感をイメージしており、フード前端に象徴的に配置されたスリーダイヤとともに、新世代の"エボリューション" スタイルを提案します。
インテリアは、運転への集中力を高めたシンプルで機能的なレイアウトとしてデザインをまとめています。さらに、よりコンペティティブな空間を演出するためにカラーリングや照明にもこだわっています。内装色はブラックを基調にアルミの素材感を強く出したシルバーを組み合わせることで、よりダイナミックでスポーティな室内空間を作り出しています。

エンジン、トランスミッション
エンジンは、新開発2.0L 4気筒 DOHC MIVECエンジンにインタークーラーターボを装着。高回転域までのフラットなトルク特性を実現するなど全域高性能/高レスポンス化を目指しています。トランスミッションは、クラッチ操作が不要で、通常のマニュアルトランスミッション以上の俊敏な変速とトランスミッション効率を高める6速自動マニュアルトランスミッションに、誰もがスポーツドライビングを可能とする、ハンドル操作に集中できるパドルシフトを組み合わせました。

ボディ、シャシー
ボディは、骨格の環状構造などによる高剛性化を進める一方で、ボンネットフード、トランクリッド、フェンダー、ルーフ、前後のドアにアルミニウム素材を採用。特にルーフなど高い位置の軽量化は、重心高の低下に、ドア、ボンネットフード、トランクなど車体の周辺部材の軽量化は、ヨー、ロールの慣性モーメント低減に効果があり、車両の回頭性を高めます。軽量化、低重心化、そして慣性モーメントの低減は、動力性能とハンドリング性能の向上に貢献します。
サスペンションは、フロントにはマクファーソンストラット式、リヤにはマルチリンク式を採用。「ロールコントロールサスペンション」との組み合わせによって、ロードホールディング性と乗り心地を高い次元で両立させています。

オンボード・マルチメディアシステム
インストルメントパネル中央に高精細液晶モニターを配置。車両の現在の走行状況やS-AWC(Super All Wheel Control)の作動状況をリアルタイムでモニタリングする他、カーナビゲーションシステム、DVDオーディオなどを表示し、クルマとのより深い対話を可能にします。さらに、後席用モニターもフロントシート背面に搭載。ドライビングに関する様々な情報をドライバーと共有することで、運転の楽しさをすべての乗員で分かち合うことができます。

「S-AWC(Super All Wheel Control)」
『ランサーエボリューション』シリーズなどに搭載されている、トラクション性能とハンドリング性能を高次元で両立させた世界トップレベルの4WD制御技術をさらに発展させ、究極の車両運動統合制御を実現した「S-AWC(Super All Wheel Control)」を搭載。最先端かつ究極の走りを目指し、『ランサーエボリューション』で採用しているフルタイム4WDベースの駆動力制御システムである「ACD*3(Active Center Differential)」「スーパーAYC*4(Super Active Yaw Control)」を核に、さらにブレーキ制御(アクティブブレーキコントロール)、ステアリング制御(アクティブステアリングシステム)、サスペンション制御(ロールコントロールサスペンション)など最新の制御システムを組み合わせて、その全てを統合制御します。

『MITSUBISHI Concept-X』 主要諸元

全長 4,530[mm]
全幅 1,830[mm]
全高 1,470[mm]
ホイールベース 2,650[mm]
トレッド(F/R) 1,565/1,565[mm]
乗車定員 4名
タイヤサイズ 255/35R20
ホイールサイズ 20x9J

*3 ACD(Active Center Differential)
センターデフの差動制限装置に電子制御の油圧多板クラッチを採用して、ECUにより走行状況に応じて前後輪の差動制限力をフリー状態から直結状態までコントロール。操舵応答性とトラクション性能を高次元で両立させるシステム。制御は、乾いた舗装路を想定したTARMAC、濡れた路面や未舗装路を想定したGRAVEL、雪道を想定したSNOWの3モードの設定。スーパーAYCとは、一つのECUで統合制御。

*4 スーパーAYC(Super Active Yaw Control)
AYCは、リヤデフ内に設けたトルク移動機構により、ECUで走行状況に応じて左右後輪の駆動力差をコントロール。車体に働くヨーモーメント(旋回力)を制御し、旋回性能を向上させるシステム。これを進化させたスーパーAYCは、デフ機構をベベルギヤ式から遊星ギヤ式に変更して、最大トルク移動量をAYCの約2倍に増大、アンダーステアの軽減はもとより、限界旋回を向上させてLSDのようなトラクション性能も発揮。ACDとは一つのECUで統合制御することで、単独制御以上の効果を得ている。

2. 『MITSUBISHI Concept-D:5』 (参考出品車)

『MITSUBISHI Concept-D:5』は、次世代『デリカ』のコンセプトモデルとして、いつでも、どこへも行ける高機動性・高機能性を目指す"新4WD モノボックス"コンセプトのもと、現在のミニバンに求められる上質な居住空間や機能性と、『デリカ』伝統の卓越した4WDシステムがもたらす走破性能を、洗練された頑丈な(=安心感)印象のデザインで包み込んだ、"確かな安心"を具現化するコンセプトモデルです。
"走り"のメカニズムは、「AWC(All Wheel Control)」思想のもと、『アウトランダー』と同様の先進の電子制御4WDを搭載。新型2.4L MIVECエンジン+スポーツモード6速CVTのパワートレインとともに、あらゆる路面において力強い走りを実現します。また、安全かつ快適な運転をサポートする各種ASV(Active Safety Vehicle)技術を導入。ミニバンやSUVの予防安全・衝突安全に新たな提案を行ないます。

デザイン
エクステリアは、いかにも『デリカ』らしい、ワイドでリフトアップされたワンボックス。"新しい三菱自動車デザイン"の象徴となる、機能性、端正さ、精悍さを織り込みました。
デザインに貫かれたキーワードは「超高機動」。どんな所にでも、深い安心感をもって出掛けていけるクルマであること。それはまさに歴代の『デリカ』とも共通するポリシーです。基本フォルムは、ノーズの張り出しを感じさせないストレートなワンボックスにこだわり、デザイン要素を最小限に抑えたシンプルでソリッドな面構成が、『デリカ』が培ってきた力強さの中に、クールな緊張感を醸し出します。
インテリアは、堅牢なボディ構造をカタチとしてはっきり見せ、高い剛性を視覚的に表現した「リブボーン・フレーム*5」と開放感を演出する全面ガラス張りの「ワイドクリスタルライトルーフ」や、金属+自然素材など、相反する要素を組み合わせ、まさに"剛"と"柔"のコントラストによって、頼もしいほどの安心感と、心豊かにする快適性の融合を表現しました。

*5 リブボーン・フレーム : ボディの強度、剛性を高めるために効果的な骨格の環状構造。見た目が肋骨のような形状であることからリブボーン(肋骨)・フレームと称する。

エンジン、トランスミッション
『アウトランダー』にも採用する、高出力、低燃費・低排出ガス、軽量・コンパクト化を達成する新型 2.4L MIVECエンジンとスポーツモード付6速CVTとの組み合わせにより、タフで力強い走りを可能としています。

4WDシステム
三菱自動車の「AWC(All Wheel Control)」思想のもと、『アウトランダー』同様の電子制御4WDを搭載。経済性に優れた「2WD」モード、幅広い路面状況に対応する「4WDオート」モード、そして険しい道での走破性に優れた力強い走りが楽しめる「4WDロック」モードの3モードを、好みや走行条件にあわせて任意で選択することを可能としました。

シャシー
サスペンションは、フロントにはマクファーソンストラット式、リヤにはマルチリンク式を採用。ストロークを大きく取って、オフロードでの走破性を確保する一方、すぐれたロードホールディング性能によりオンロードでの快適性にも配慮しました。タイヤは、オンロードからオフロードに至るあらゆる路面での走行を想定した、専用デザインを採用しました。

安全技術
予防安全技術では、ASV(先進安全自動車)技術を積極的に投入することで、『MITSUBISHI Concept-D:5』は、ミニバン/SUVにおける新たな安全性、快適性の指針を示します。

車両周辺監視システム
10個の近接障害物センサーで、車両の周囲にいる歩行者や障害物などを検出。ドライバーに注意を促すことで、安全な運転を可能にします。

レーン・キープ・アシスト
カメラで道路上の白線を検出し、車線から逸脱しそうな時などに、未然にEPS(電動パワーステアリング)を制御。ドライバーの負担を低減して、運転の疲労と緊張感を抑えます。

アダプティブ・クルーズ・コントロール
ミリ波レーダーで先行車との車間距離を検出し、エンジン出力とCVTの減速比を制御。常に先行車との適正な車間を確保し、安全かつ快適なクルージングを可能にします。

『MITSUBISHI Concept-D:5』 主要諸元

全長 4,735[mm]
全幅 1,815[mm]
全高 1,875[mm]
ホイールベース 2,850[mm]
トレッド(F/R) 1,540/1,540[mm]
乗車定員 6名
エンジン 4B12型 水冷直列4気筒 DOHC MIVEC
最高出力 125kW[170PS]
最大トルク 226Nm[23.0kg・m]
トランスミッション INVECS-V 6速スポーツモードCVT
タイヤサイズ 255/55R20
ホイールサイズ 20x8J
3. 『i(アイ)』 (参考出品車)

『i』は「新時代に向けた革新的な軽自動車」のキーワードのもと、従来に無い全く新しい価値を提案します。
『i』が目指した新しい価値は、以下の3つに集約されます。
「斬新なスタイリングと居住性の両立」
「全方位の衝突安全性」
「軽快なフットワークと上質な乗り心地」
軽自動車の限られたスペースの中で、この3つの魅力を生み出すべく、三菱自動車はまったく新しい発想で「リヤ-ミッドシップレイアウト」を開発しました。コンパクトカーの中で最高の信頼性と質感、デザイン性などを求めている人、そんな人々のための新たな選択肢として、今後はこのプレミアム性をもった軽自動車のマーケットが確立されてくるものと考えています。

デザイン
エクステリアは、ワンモーションのシルエットでヒトを優しく包み込むイメージを、超ロングホイールベース(2,550mm)と大径タイヤの組み合わせで、軽快で快適な新しい移動感覚を表現。シンプルな中に、思わず乗り込んで見たくなるような、豊かなメッセージを込めた、プロポーションとしました。このプロポーションは、いうまでもなく新開発の「リヤ-ミッドシップレイアウト」があってこそ実現できたものです。フロントにエンジンが無いためキャビンを前進させることができ、フロントタイヤをより前方に配置することが可能になりました。
インテリアは、新鮮で心地良い室内空間を目指しました。「リヤ-ミッドシップレイアウト」による室内空間の確保に加え、室内を明るくする大きなフロントガラス、前傾したベルトラインで適度な包まれ感と開放感が両立したスペースを実現しました。その空間の中に浮かんだような、滑らかなフォルムのインストルメントパネルはより開放感を高め、丸味をおびたデザインのシートにはアクセントカラーを配して、心地よい空間を引締めています。

エンジン
『i』に搭載される、新開発3気筒MIVECエンジンは、インタークーラー付ターボチャージャーにより最高出力47kW(64PS)の高性能を確保する一方、MIVECの採用により全域低燃費、低排出ガスを実現します。また、サイレントチェーンの採用や、エンジン自体の剛性アップなどにより、振動・騒音の低減も図ることで、「革新的な軽自動車」にふさわしい、高い動力性能、充分な環境性能や静粛性を実現します。

ボディ、シャシー、衝突安全
衝突安全性を確保するためには、衝撃を吸収するクラッシャブルゾーンを確保することが重要になります。「リヤ-ミッドシップレイアウト」は、エンジンを車体後部に積んでいるため、ワンモーションシルエットで一見短く見えるフロントノーズながら、実は十分なクラッシャブルゾーンを確保することができ、高い安全性と余裕のある室内長という相反するニーズを両立可能としています。

『i 』 主要諸元

全長 3,395[mm]
全幅 1,475[mm]
全高 1,600[mm]
ホイールベース 2,550[mm]
トレッド(F/R) 1,310/1,270[mm]
乗車定員 4名
エンジン 新型3気筒 DOHC MIVECインタークーラーターボ
最高出力 47kW[64PS]
タイヤサイズ フロント:145/65R15、リヤ:175/55R15
4. 『アウトランダー』

『アウトランダー』は、新開発のプラットフォームや新開発のパワートレインを搭載したオール・ニューの新型ミッドサイズSUVで、衝突安全性や剛性を高めた新世代のプラットフォーム、アルミ製の新開発2.4L MIVECエンジン、6速スポーツモードCVT、電子制御4WDを搭載。また、アルミルーフパネルやモノチューブ式ショックアブソーバーなど、"ランサーエボリューション"で培った技術を採用することで、従来のオフロード志向のSUVを超えるオンロードでの走りを実現。また、通常は5人乗りで、必要に応じてプラス2名の乗車が可能な床下収納式サードシートを装備した7人乗り仕様を設定するなど、使い勝手も両立させた"本格オンロードSUV"です。

デザイン
スタイリングで目指したのは、走りとユーティリティの新世代クロスオーバーデザイン。モダンなテイストを溶け込ませ、本質を見極める大人の目にかなうSUVを指向しています。ワイドトレッドと大径タイヤの組み合わせが生んだ安定感あるスタンスをベースに、アスリートのように鍛え抜かれたプロポーションは、軽やかで爽快感のある走りを予感させます。

エンジン、トランスミッション
高次元の走りを実現するため、吸排気連続可変バルブタイミング(MIVEC)を採用した軽量アルミブロック2.4L DOHC 16バルブエンジンと、操作感にこだわったパドルシフトを備えた6速スポーツモードCVTを新開発しました。この組み合わせによって、卓越した動力性能・レスポンスがよくスムーズな加速感と低燃費を両立します。

「AWC(All Wheel Control)」
"新時代のSUV"として、路面状況を選ばない、オールラウンドクルージング性能を目指し、電子制御4WDと「Active Stability Control(ASC)」を組み合わせ、四輪の駆動力・ブレーキ・エンジン出力を統合制御し、卓越した走行性能を実現します。また、新開発プラットフォームによるボディ・サスペンションの高剛性化、アルミルーフの採用による低重心化、しなやかな走りを実現するモノチューブ式ショックアブソーバーなどの採用により、クラストップレベルの操縦安定性を実現します。

ロックフォードフォズゲート・プレミアムサウンドシステム
北米カーオーディオのトップブランドであるRockford Fosgate社と共同で、『アウトランダー』専用の「プレミアムサウンドシステム」を開発しました。このシステムの最大の特長は、圧倒的な重低音サウンド。トータル出力650Wのハイパワーアンプ、25cmサブウーハーを含めた7ポジション9スピーカーシステム、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)、さらにドア全体をスピーカーボックス化するため、ドア部材を板金や樹脂の蓋によって塞ぐことで、スピーカー自体の性能を最大限に引き出すなど、車体側にも工夫を施しています。

『OUTLANDER』 主要諸元

全長 4,640[mm]
全幅 1,800[mm]
全高 1,680[mm]
ホイールベース 2,670[mm]
トレッド(F/R) 1,540/1,540[mm]
乗車定員 7/5名
エンジン 4B12型 水冷直列4気筒 DOHC MIVEC
最高出力 125kW[170PS]
最大トルク 226Nm[23.0kg・m]
トランスミッション INVECS-V 6速スポーツモードCVT
タイヤサイズ 225/55R18、215/70R16
5. 『ランサーエボリューションMIEV』 (技術展示)

三菱自動車がこれまで培ってきた環境技術を活かし、次世代車の新たなかたちを提案する次世代型電気自動車『MIEV』。
そのテクノロジーを、環境面だけでなく、まったく新しい走りの楽しさをも実現するクルマとして生み出されたのが『ランサーエボリューションMIEV』です。
ベースは『ランサーエボリューションIX』。EVであるメリットを活かし、空気抵抗を減らした滑らかなボディワークによる、風を切り裂くような印象を与えるスタイリングに、大径タイヤ&ホイールを組み合わせたその姿によって、新しい時代のスポーツ性を予感させます。
車輪を駆動するのは、4輪それぞれに配されたアウターロータータイプのインホイールモーター。減速ギアが要らない、高効率ダイレクトドライブ式のモーターは、20インチの大径ホイールの内側に収められています。このインホイールモーターの出力は、1基につき最高出力50kW、最大トルク518Nm。これを4輪それぞれに配することで、最高出力は計200kW(270ps)に達します。しかも、4輪の出力を個別に、かつ細かく制御できるというメリットをフルに活用すれば、究極に進化した「S-AWC(Super All Wheel Control)」とも言うべき、高次元の車両運動制御が実現できる可能性が高まりました。
このインホイールモーターと、低重心化のためフロア下に配置されたリチウムイオン電池によってもたらされるパフォーマンスは、0-100km/hを8秒以下で駆け抜ける加速性能と、180km/hの最高速度。従来のEVの概念をはるかに超えた動力性能を実現しています。

インホイールモーター
車両のホイール部分にモーターを内蔵した電動モーターシステムは、トランスミッション、ドライブシャフト、デファレンシャルギアなどの重く占有スペースの大きい動力伝達メカニズムを介すことなく、各駆動輪の駆動力、制動力を独立に、きめ細かく制御できるのが最大の特徴です。また、駆動部分がホイール内に収まるため、車両レイアウトの自由度を飛躍的に高められるという点も大きな長所です。このため、システムが大きなスペースを要さないため、既存のガソリン車をハイブリッド車へと容易に発展させることができるほか、燃料電池車に用いる際にも、燃料電池スタックや水素燃料タンクなどの搭載スペースを確保しやすくなるなど、車両レイアウトの自由度を飛躍的に高めることが可能になります。

リチウムイオン電池
これまでEVの弱点とされていた航続距離の問題は、電池性能の向上によってクリアされつつあります。『MIEV』では主電源としてエネルギー密度や寿命などの面で優れた性能を発揮するリチウムイオン電池を採用しています。

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