電装メーカーを中心にITS 関連のシステム・機器の出品が充実。 部品業界も世界的な提携・再編の波が押し寄せており、コスト削減の大きな手段となる部品のモジュール化を提示するメーカーが、国内外を問わず目立ったのも今回のショーの大きな特徴だ。燃料システムの愛三工業は、スロットルボディー、吸気管、可変吸気バルブなど5部品をセットアップした「吸気モジュール」など3分野でのモジュール例を展示、外国メーカー関係者も質問する光景が見られた。
部品と言っても、最近はモジュール化とベンダーの統合化が進行し、来場者にとって「何を作っているメーカーか」が分かりやすくなったことが、部品メーカーに立ち寄る動機づけになっているようだ。政府出品ブースや、どの部品なのか分かりやすい、または社名が良く知られているブースは来訪客も途切れない。女性説明員の魅力で引きつけるブースも健在で、車ブース顔負けの人だかりの部品メーカーもあった。