キャデラック シリーズ62 セダン (1959年・アメリカ)
ベトナム戦争や石油危機によりアメリカ車が小型化される以前の、大きさ、豪華さ、派手さ、パワーを備えたアメリカ車らしいアメリカ車の代表的存在。6mに届こうかという全長に、はね上げられたテールフィン。フィンの中にはロケット型のテールランプが組み込まれる派手さで、パワーステアリング、パワーシート、エアコンなどが標準装備されていた。映画「ピンク・キャディラック」は、同車のコンバーチブルタイプを題材にしたロードムービーで、「男の車をいじるな」というセリフが何度も象徴的に使われている。
ピンク・キャデラック (1989年・アメリカ ワーナーブラザース作品)
過激派集団の資金が隠された夫の車をそれと知らずに乗り逃げした女と、彼女を捕まえようとして巻き込まれる賞金稼ぎの珍道中。派手なピンクのキャデラックと、クリント・イーストウッドのズッコケぶりが見もの。
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