
パッカード スーパーエイト
(1937年・アメリカ)
電気器具製造会社を経て自動車産業に乗り出したパッカードの名を決定的にしたのが、1915年に量産モデル初のV12エンジンを搭載して登場したツイン・シックスだった。パッカード社は続いて6気筒、8気筒エンジンを発表。直列8気筒はシングル・エイトと呼ばれ、V12と遜色のないパワーとバランスを誇った。映画「野いちご」では、主人公の車として全編に登場し、自らを”骨董品”と笑う彼の年老いた姿と地位の高さを印象づけている。オリジナルのラジエータシェルはメッキされていないが、ヨーロッパでは映画のようにメッキ処理を施したものが多く見られた。
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