東京モーターショー2000
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スズキ株式会社
〒432-8611 静岡兼浜松市高塚町300
スズキブースの見所

(1)スズキブースのコンセプト
スズキは、独創的な製品・サービスの提供を通じて、お客様ひとりひとりの暮らしに貢献したいと考えています。
第34回東京モーターショー(商用車)では、四輪車における、「便利さ」、「楽しさ」、「環境へのやさしさ」といった、乗用車のみならず商用車にも現在求められてきている機能を徹底的に追求し、さらに新しい価値観を盛り込んだ出品車を展示します。
またスズキは、「小さなクルマ、大きな未来。」をテーマに、これまでも「小さなクルマ」の担う役割を常に考え、国内軽自動車年間販売台数で27年間連続第1位※1、また軽トラックのキャリイで全トラック年間販売台数29年間連続第1位※2の地位を築いてきました。
スズキは、もっとも得意とするこの「小さなクルマ」が商用車の分野においてもこれからの「大きな未来」を拓いてゆくという理念に基づき、世界を視野に入れた「小さなクルマ」づくりをこれからも続けてゆきたいと考えています。

※1 昭和48年〜平成11年、国内軽自動車新規届出台数(全軽協資料よりスズキ調べ)
※2 昭和46年〜平成11年、国内軽・小型・普通トラック車名別新規届出・登録台数(全軽協・自販連資料よりスズキ調べ)

(2)テーマ
「小さなクルマ、大きな未来。」
小さいながらも機能的で、楽しく、また快適なクルマ、「こんなクルマがあったらいいな」という身近なところで「気軽な道具」として使用する「小さなクルマ」を新しいビジネスやレジャーに向けて提案します。
同時に、福祉の分野に活躍する“やさしいクルマ”、乗用車とは一味違った「運ぶ・遊ぶ」を表現する“たのしいクルマ”、商用車本来の目的である「積める・頼れる」を考えた“たくましいクルマ”、この“やさしく、たのしく、たくましく”をテーマに、小さなクルマで表現する「役立つクルマ」、「生活の広がりを感じるクルマ」の姿を3台のコンセプトカーを中心に表現し、大きな未来を拓く小さなクルマの在り方を提案します。
展示車の見所

(1)展示車の概要
●スズキブース
出品総台数 17台
参考出品車  4台
市販車 13台

(2)主な展示車

参考出品車

●スズキPu3コミュータ助手席車椅子仕様車
スズキPu3コミュータは、気軽に使えて、環境にも配慮したシンプルな2人乗りスモールカー、いわば“スクーター感覚の四輪車”として、第33回東京モーターショーに出品し、好評を博しました。
このクルマは、幅広いユーザーニーズに合わせ、エンジン、ハイブリッド、電気モーターの3種類のパワーユニットが搭載可能な車体構造を採用しています。
今回、この「スズキPu3コミュータ」をベースとし、そのコンセプトをさらに進めて、このクルマにマッチしたコンパクトで使い勝手の良い福祉車両として「スズキPu3コミュータ助手席車椅子仕様」を開発し、出品します。
助手席側ドアを、大きな開口部が得られるスライドタイプとし、さらに助手席を介護型車椅子としても使える専用タイプとすることで車椅子に座ったまま直接乗り込めるものとしました。家庭での使用はもちろん、送迎用として介護ビジネスにも大活躍できるものと考えています。
専用の車椅子は、脚部を電動で収納することでそのまま通常の助手席シートとして使用することが可能です。またその搭載方法には、シンプルな新開発電動スライドアーム式の車椅子搭載システムを採用。この車椅子搭載システムは、車両・車椅子それぞれに2個所ずつ設置された超音波センサーにより、車椅子を搭載するのに最適な位置と角度を測定し、助手席背面の表示パネルで介護者に知らせることで確実な搭載ができるようにサポートします。
さらに、この搭載システムと車椅子の脚部分を利用して、ショッピングカート仕様やベビーカー仕様を搭載することも可能であり、幅広いユーザーニーズに応えるものとしています。
なお、ベースとしたコンセプトカー「スズキPu3コミュータ」は、そのコンセプトを評価され、「ベスト オブ 東京モーターショー」を受賞しています。この賞は、アメリカの自動車専門紙オートモティブニュース・インターナショナルが主催し、第33回東京モーターショーにおける最も優れたコンセプトカーに贈られたもので、「スズキPu3コミュータ」は、革新性・デザイン・環境対応性・実現性において優れていると認められ、受賞に至りました。

●エスクードXL
1988年に発売以来、クロスカントリータイプとしての優れた走行性能と、セダンとしての快適性を追求した都会派のクロスカントリー車として、国内はもとより世界各国で高い評価を得ているエスクード。この「エスクードXL」はそのクロスカントリーセダン「エスクード」のホイールベース、全長を長くしたロングボディータイプです。アメリカで人気のあるSUVのテイストを満載しながら、たっぷりとした荷室容量を確保し、大きめのレジャー用具も積み込める充分なスペースユーティリティーを実現しました。
第34回 東京モーターショー 商用車(2000年)
さらに、オフロードもこなせる強靱な足をストリート向けにローダウン・チューニング。どっしり構えた外観と光によってその表情を変えるブラックパープルのボディーカラーとがあいまって、コントラストが際立つブラック&ホワイトのインテリアとともに力強さとクールなテイストを醸し出します。
さらに、144dBのダイナミックレンジ、100kHzのハイクオリティーな高音再生を可能としたDVDオーディオシステムを搭載。映画館と同じ6チャンネル立体方式の画像と音響も楽しめ、このクルマのもつダイナミックな魅力を一層引き立てます。

●グランドビターラピックアップ
アメリカで人気のSUV、グランドビターラ(日本名:エスクード)のホイールベースを拡大し、後部を荷台とした5人乗りのピックアップです。ダブルキャブタイプの採用により、快適な室内空間を確保するとともに、運転席側1枚、助手席2枚の左右非対称の1+2ドアとし、後席への乗り降りもスムーズ。使い勝手にも考慮しています。
足回りには18インチという大径サイズのタイヤを採用。がっしり大地を踏みしめ突き進むイメージのエクステリアを演出しています。
鮮やかに輝くビレットグリルとオーバーフェンダーのエクステリア、そしてレッド&ブラックの情熱的なインテリアが見るからにワイルドで迫力あるイメージを印象付けます。
荷台は気兼ねなく使いこなせるよう頑丈なデッキフロアを採用。また、工具等を収納できるよう荷台サイドにボックスを設置しています。さらに、今回の展示車両の荷台には今アメリカで大人気のATV(バギー)を搭載しています。もちろんこのATVもスズキ製。スズキは、二輪の世界でもワールドワイドな視点で「楽しさ」「便利さ」に貢献しています。

●エブリイワゴンSV
専用エアロバンパー、ヘッドランプガーニッシュ、ルーフエンドスポイラーがたくましさと力強さを強調する特別なエブリイワゴンです。
また、左スライドドアの開閉に連動して作動し、優れた乗降性を発揮するオートステップを装備。
扱い易さも兼ね備え、「ワゴン車」としての魅力を一層引き立てています。

市販車

●軽トラック「キャリイ」特装車両シリーズ
軽商用車は、個人商店や中小の工場・事業所、農家等の「仕事車」として、主に近距離の輸送手段として毎日使用されることが多く、高い経済性・耐久性、優れた使いやすさが求められます。スズキの軽トラック「キャリイ」は、1961年の発売以来国内累計約332万台を販売し、国内全トラック中で29年間連続販売台数第1位になるなど、多くのお客様に信頼され、愛用されています。
キャリイの主な特長は、
フロント部にボンネットを設け、前輪を前方に配置したセミキャブオーバータイプのボディーレイアウトを採用するとともに、3分割フレーム構造を採用することで、広い室内スペースと衝突安全性を両立した「軽量衝突吸収ボディー」を採用しています。また、アオリを固定するロックハンドルヒンジ部を埋め込み式としたり、格納式リヤゲートチェーン(農繁キャリイ)とすることで内側の突出を少なくし、スペースを有効に利用できるように配慮した荷台や、走行中に2WD⇔4WDの切り替えが可能な「ドライブセレクト4×4」機構(4WD車)、悪路での扱い易さを考えた高速・低速の切り替えができる副変速機(4WDの5MT車)の採用、燃料供給装置にEPI(電子制御燃料噴射)を採用し、高出力・低燃費を実現したエンジンの搭載等により、人気を得ています。
今回このキャリイに設定している多彩な特装車を多数展示します。

●スズキの福祉車両「ウィズ シリーズ」
「ワゴンR車椅子送迎車」、「ワゴンR助手席リフトアップ車」、「ワゴンR車椅子送迎車[リヤシート付]」、「エブリイ後席リフトアップ車」と、スズキは豊富なバリエーションの福祉車両を販売しています。スズキではこの福祉車両を「ウィズ シリーズ」として、そのラインナップを分かりやすく紹介しています。ウィズ(With)とは英語で「〜といっしょに」という意味。スズキの福祉車両の持つ「扱いやすさ」や「身近さ」を表しています。

・ワゴンR 車椅子送迎車[リヤシート付]
乗降性の良さや、使い勝手の良さ等で好評を得、4年連続軽自動車車名別年間販売台数第1位(平成8年〜11年。全軽協資料よりスズキ調べ)となったヒット車「ワゴンR」の4人乗り福祉車両です。
車椅子利用者が乗車する際は、車体後部の組込式スロープを使い車椅子のままで乗降でき、さらに車椅子をベルトで固定することによって車椅子に座ったまま送迎することができます。この状態で運転席、車椅子の3人まで乗車できます。
車椅子で乗車しない場合には、リヤシートをセットすることで4人乗車が可能となります。リヤシートは、折り畳みもしくは脱着が可能で、送迎を行う際の乗車人員の数に応じた使い方が選択でき利便性が高いものとなっています。
その他、運転席・助手席SRSエアバッグ、四輪ABS等の安全装置、およびエアコン、パワーステアリング、パワーウインドー、パワードアロック、キーレスエントリー等の便利な機構を標準装備しています。

・ワゴンR 助手席リフトアップ車
助手席を電動で昇降させるリフトアップ機構を採用することで、車椅子から助手席への移動を容易にし、利用者の負担を軽減しました。助手席の昇降はリモコン操作により手軽にでき、車椅子に合わせて、地表から座面までの高さを470〜644mmと幅広い範囲で調節可能とし、スムーズに乗り移ることができます。
助手席側ドアの開口角度を77°と大きく開く設計とし、さらにドア開口部は840mmの高さがあるため、乗降をスムーズに行うことができます。
助手席シートは、ベース車両と同等のサイズとすることで座り心地に配慮したものとした他、跳ね上げ可能なアームレストを装備することで、快適性を高めました。
折畳式の車椅子を荷室に搭載・固定できるフック及びベルトを標準装備しています。

・エブリイ 後席リフトアップ車
広くゆとりのある室内空間・荷室を備えたキャブオーバーバン「エブリイ」に設定した福祉車両です。
後席左側のシートを電動で昇降させるリフトアップ機構を採用することで、車椅子からシートへの移動を容易にし、利用者の負担を軽減しました。「ワゴンR助手席リフトアップ車」同様、シートの昇降は手軽なリモコン操作で、車椅子の高さに合わせて無段階に調節できます。リモコンスイッチは、車体に付けられる磁石付で、介護者の操作性に配慮しています。
リフトアップする左後部座席には、胸部固定用のベルト、アームレスト、専用のステップを装備し、乗る人の安心感や快適性に配慮したものとしています。
その他、運転席・助手席SRSエアバッグ、四輪ABS、エアコン、ステレオ、パワーステアリング、フロントパワーウインドー、パワードアロック、キーレスエントリー等を標準装備しています。

●その他の市販車
アルト VS/エブリイ ジョイン/キャリイ KC/キャリイ 三転ダンプ/キャリイ リフトダンプ/キャリイ バイクキャリアカー/キャリイ クレーン付/キャリイ パネルバン/キャリイ 移動販売冷凍車/キャリイ アーム式ゲートリフター


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