東京モーターショー2000
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日産ディーゼル工業株式会社
〒362-8523 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地
日産ディーゼルブースのご案内
20世紀の最後を飾る、第34回東京モーターショー2000―商用車―。
今回、日産ディーゼルが掲げるテーマは「走・快・環の実証」です。日産ディーゼルが目指すものは、お客様のビジネスにとって、お客様をとりまく環境にとって、ベストな商品をご提供すること。
いつでもお客様のNo.1であるために、
●すぐれた燃費・輸送効率・輸送品質で経営に貢献する「走」
●運転しやすく、疲れにくい設計で安全性を高める「快」
●よりクリーンな環境を実現するための「環」
この3つを徹底的に追求し、その成果ともいうべき日産ディーゼルのテクノロジーを、モーターショーで実証します。
■出展車

―クラスNo.1の低燃費と、比類なき輸送品質―
●ビッグサム 
CD25トンスパーフロート総軸エアサス「エルディカルゴ」

新世紀エンジンGE13と、コンピュータで自動変速する12段トランスミッションESCOT-Vとの組み合わせが、クラスNo.1の低燃費とイージードライブを実現。また、スーパーフロート総軸エアサス、電子制御ブレーキシステム(EBS)に加え、坂道発進補助装置(EHS)やヒーター付き鏡面電動ミラーなども装備。長距離・高速走行に欠かせない経済性、安全性、快適性を進化させました。

―荷台長10mで、輸送効率アップ―
●ビッグサム 
CG25トンフルフロート後軸エアサス「ショートキャブ」仕様車

高積載ニーズに応えるために生まれたショートキャブ。ウイングボディーで10mという国内最大級の荷室により、1.1パレットの片側9列積み(18パレット)を実現しました。また、ショートキャブでもゆとりの室内空間を確保し、簡易ベッドによる仮眠、充分なリクライニングを可能にしています。また輸送品質と乗り心地の向上を図るため、フルフロート後軸エアサスの採用により、荷傷みを抑え、ドライバーの疲労を軽減します。

―近未来トラクタ、現る―
●ビッグサム 
CK-Tスーパーフロート総続エアサス 参考出品

トラクタで国内初の総軸エアサス車です。乗り心地、荷台振動、車高調整機能のどれをとっても1ランク上。電子制御キャブサスペンションシステム(E-SUS CABIN)との組合せで、乗り心地を飛躍的に向上。パワートレーンは低燃費・高出力を誇るGE-13エンジンと電子制御トランスミッションESCOT-Vの組合せにより、力強い走りを生み出します。また、ESCOT-Vの自動変速機能は、シフト操作を必要とせず、ドライバーの疲労を軽減し、電子制御ブレーキシステム(EBS)と併せて、ハイレベルな安全をお約束します。

―街にうれしい、クリーンで静かなトラック―
●CNGコンドル

クリーンで安全性の高いCNG(圧縮天然ガス)を燃料とする「CNGコンドル」。新しいCNGコンドルは、NOXを大幅に低減し、しかも黒煙や粒子状物質(PM)の発生はまったくありません。さらにパワーはクラス最大で、出力154kW(210PS)、トルク667N・m(68kg・m)を発揮し、力強い走行を実現。また、超軽量素材を採用した燃料容器は、容量の拡大も図り、積載量、航続距離を大幅に向上させました。

―市街地で、軽快な機動性とやさしさを発揮―
●ATコンドル冷凍車

スタート&ストップの頻繁な市街地でも扱いやすく、マニュアルトランスミッションと同等の低燃費を実現する新オートマチックトランスミッションを採用。さらに、荷室温度の管理を向上させ、メンテナンスコストを削減するインバータ制御の発電式冷凍装置を搭載した、都市内コールドチェーン輸送に最適な新世代の中型冷凍車です。疲れの少ない運転操作と経済的で高品質な商品輸送をお約束します。

―新エネルギの世紀に先駆ける―
●キャパシターハイブリッド中型トラック 参考出品

CNG(圧縮天然ガス)トラックに、新開発の「パラレル方式ハイブリッドシステム」を採用しました。クリーンで静かなCNGエンジンと、ブレーキエネルギをキャパシター式蓄電装置に最大限に回収して駆動する高効率モーターとを組合せ、格段の低燃費、低公害を実現しています。
さらに、電子制御トランスミッションの採用によりイージードライブ化も図っています。

―日産ディーゼルが提案する、都市の新しい移動手段―
●キャパシターハイブリッドノンステップバス 参考出品
日産ディーゼルでは、高効率で低公害、しかもバリアフリーな21世紀の都市内路線バスの開発を進めています。クリーンで高効率なCNG(圧縮天然ガス)エンジンで発電し、キャパシター式蓄電装置にエネルギを蓄えモーターを駆動する「シリーズ方式ハイブリッドシステム」を採用しました。またブレーキネンルギも高効率に回収、低燃費化、低公害化を実現しています。新エネルギ・産業開発機構の委託を受けており、さらなる高効率、低公害のための研究・開発を続けています。

―大型観光バスのフラッグシップ、快適の最先端へ―
●スーパーハイデッカバス「スペースウイング」

日産ディーゼルのスーパーハイデッカバス「スペースウイング」がフルモデルチェンジ。エクステリア、インテリアともデザインを一新した大型観光バスのフラッグシップです。新デザインのボディは、衝突時などの安全性の確保とともに、大幅な軽量化を達成。クリーンでパワフルなRH8F(316kW)/RH8E(265kW)エンジンを採用し、驚きの低燃費を実現しました。独立空調のラウンドコックピットタイプ運転席、600mm幅天井照明等のインテリアなど、快適な移動空間を提供します。

―福祉先進国から、都市のバリアフリーバス―
●小型ノンステップバス

狭いストリートを軽快に駆け抜ける機動力抜群のフットワーク。個性的な風貌でありながら、どんな街、どんな風景にも溶け込む洗練されたデザイン。スウェーデンの福祉思想を受け継いだ、小型ノンステップバスです。フルフラットな床とワイドなドアによって、車イスでの乗車や車内移動も楽にできるバリアフリー対応。低燃費での走行、高い経済性、環境への配慮も実現。21世紀仕様のコミュニティバスです。

■技術展示

●キャパシターがハイブリッドを変える。
「ハイブリッド技術」

今後、さらなる低公害化とともに燃費、CO2を大幅に軽減することが重要となっています。その解決手段のキーとなるのが、高効率なハイブリッド技術。ハイブリッドシステムの高効率化にはエンジンなど各要素の高効率化も重要ですが、特に蓄電性能がシステム全体の相乗効果に大きく影響します。日産ディーゼルでは、商用車に最適と考えられるキャパシター式蓄電装置の開発を主体に、ハイブリッド技術の開発を進めています。

●キレイを実現する、技術の集合。
「ディーゼル排ガス低減技術」

ディーゼルエンジンは、熱効率が高く低燃費のため、地球温暖化防止や省エネルギに貢献しています。一方、排ガス中のNOX、黒煙等の粒子状物質のさらなる低減が望まれており、日産ディーゼルは、排出ガスのより一層の低減のために、さまざまな新技術に挑戦。その成果が、国内唯一の「ユニットインジェクタ」や「クールドEGR」、「ディーゼル・パティキュレート・フィルタ(DPF)」などです。日産ディーゼルは、燃料の入り口から出口までトータルにキレイを追求しています。

●安全性の高さは、快適性の高さに比例する。
「ASV技術」

日産ディーゼルは、早くからASV(先進安全自動車)技術の研究開発に取り組んできました。そこから得たひとつの結論は、衝突安全技術の向上はもちろんのこと、疲労軽減を含む予防安全技術が秘めている可能性の大きさの再認識でした。特に、長距離・長時間走行におけるドライバーの疲労軽減は、安全走行に大きく関係します。日産ディーゼルは、さまざまなASV技術で21世紀のより安全な物流システムの確立を目指します。


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自動車工業振興会