■メルセデス・ベンツ アクトロス
輸送ビジネスのあらゆるシビアな要求に、最高の水準で応えるために開発された先進のトラック、「アクトロス」。エンジン、サスペンション、ブレーキ、フレームなどメルセデス・ベンツの最新テクノロジーを駆使した「テリジェント・システム」により、燃費やメンテナンス費用を含めた総合的な経済性(ロー・ライフサイクル・コスト)、省資源や大気汚染の抑制を考慮した環境適合性、ゆとりある運行を支援する安全性と快適性など、あらゆる面で一歩先を行くレベルを達成しています。
エンジンは低回転より高トルク・高出力を発揮しながら、低燃費と有害物質の低減を目指した、新開発小型・軽量V型インタークーラー付ターボディーゼルエンジンを搭載。8段ハイ/ロー付16速トランスミッションと、シフトの前後操作のみで最適なギアを選択するテリジェント・ギアシフト・システムの組み合わせにより、様々な走行条件下で優れた経済性と走行性を提供します。
またメンテナンス面においては、一般走行におけるサービスサイクル約10万kmに1回、エンジンのオーバーホール走行距離は約100万kmと、優れた費用効率と耐久性を発揮します。
サスペンションは、積荷にはもちろん、車両、道路、運転者に優しいすぐれたショック吸収性を実現するテリジェント・フルエアサスペンション・システムを採用。電子制御による安定した走行姿勢を維持するとともに、車高調整機能により荷役作業の効率化に貢献します。
安全面では、より高度な衝突安全性を追求した堅固なキャビン構造を採用するとともに、総輪ベンチレーテッド・ディスクブレーキおよびテリジェント・ブレーキ・システムや、ABSやASR(アクセレレーション・スキッドコントロール)、運転席SRSエアバッグ/シートベルト・テンショナーの標準装備により、メルセデス・ベンツならではの高度な安全性を達成しています。
■DISCOS(ディスコス)・トレーラー・システム
ダイムラー・クライスラー社がトラックのアクスルで培ったディスク・ブレーキやエアサスペンション技術をトレーラーに活用。経済性の大幅な向上と、安全性、環境適合性を高める、画期的なトレーラー用アクスル・システムです。
ブレーキには、ブレーキング時の停止距離を大幅に短縮するとともに、優れた耐フェード性とドラムブレーキの約2倍の交換サイクルを実現するベンチレーテッド・ディスクブレーキを採用。またエアサスペンションを装備し、すぐれたショック吸収性により、積荷のダメージをやわらげて、トレーラー車体の負担も低減。さらに車高調整機能により、荷役作業の効率化を図るほか、車高を一定に保持し、リーフサスペンションに比べて大きな荷台容量を確保します。
また、トレーラーフレームに対するアクスルの取り付け角度を90°にできるクイックアライン機能を採用。メンテナンス性の向上と適切なアライメントによる大幅な燃費改善、タイヤの寿命延長を実現します。
オプション設定のEBS(電子制御ブレーキシステム)は、積荷の量によって変わるブレーキ性能をコンピューターが自動制御。制動距離を短縮するとともに、急制動時、トレーラーの突き上げによる危険なジャックナイフ現象を抑制するなど、安全性の向上に大きく貢献します。また、空荷時や積載重量が少ない場合に、トレーラーの2軸のうち片側をリフトさせることにより高速通行料金を低減することができるアクセル・リフト機能もオプションにて装着可能です。
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■ウニモグ
26年ぶりのフルモデルチェンジを遂げた多目的作業車ウニモグ。システマチックなテクニカルコンセプトの見直しにより、操作性、経済性、居住性が大幅に向上するなど、メルセデス・ベンツの最新テクノロジーの結集により、インプルメントキャリアとして高い完成度を実現しました。
●快適なキャビン
キャビンには、新開発の複合素材を採用しました。軽量化を図り、高いフロント許容荷重値を備えているほか、徹底した遮音、振動軽減対策を施しました。新たにエアーコンディショナーシステムを標準するなど、快適な居住空間を創り上げました。また、フロント/サイドの広大なウインドウは良好な視界を確保し、オペレーターの疲労を軽減するとともに作業時の確実性、安全性を向上させます。
車両のオペレーションに関するマネージメントは、電子制御システムによりすべて行われます。オペレーターは、操作に関する主要な情報を、キャビンにおいて、インストゥルメントパネルから得ることができます。
●左右可変式ステアリングシステムバリオパイロット
新たなアドバンテージの1つとして、左右可変式の新型ステアリングシステムバリオパイロットがオプションとして用意されています。このシステムではインストゥルメントパネルとペダルが一体化されたステアリングコラム全体を、運転席側から助手席側へ瞬時に移動させることができます。つまり、オペレーターは状況に合わせて最適なステアリングポジションを得ることが可能になります。
●安定したドライビング性能
エンジンには、欧州の排出ガス規制ユーロ3に適合した静粛で、経済的な低公害エンジンを採用しました。大きなトルク、ワイドでコンスタントなパワーバンド、そして、充分な余裕を備えた出力を誇ります。
そして、アクトロスにおいてすでに実証済みのテリジェント・ギア・シフトシステムを、今回新たに採用しました。シフトレバーを軽く動かすだけで、車両側エレクトロニクスが自動的に適切なギアを計算し、インストゥルメントパネルに表示します。オペレーターは、確認後、クラッチの踏み込みにより、変速作業を行います。
オフロードにおいても安定した走破性を発揮します。フルタイム4WDシステムを採用し、センターとリアにはデフロックを標準装備しています。また、フロントデフロックもオプションにより選択装備可能です。さらに、ABS、ALB(積載荷重対応制動力自動調整システム)も標準装備しているため、オンロードにおいてもオフロードにおいても、信頼感あふれるドライビングを可能にします。鉄道線路上などの重量物の牽引作業用には、オプションのトルクコンバーターの選択装備により、最大1000トンの牽引作業への対応が可能です。
●無限の可能性
除雪、草刈、スイーパー、クレーン、鉄道線路走行用のガイドローラーなど、ウニモグには3000種類以上の多彩なバリエーションの作業機が用意されています。作業機の装着ポイントとして、フロント、リア、荷台部分、そして、前後アクスル間の4つのエリアを備えており、道路や公園の維持管理作業、冬季の除雪作業、あるいは建設業などで必要なほとんどすべての作業機をカバーします。
フロントには、マウンティングプレートを使用し、スノープラウや、ロータリーカッターなどの作業機を装着しますが、ローエッジの広大なフロントウインドにより、1人でも簡単に脱着作業が行えます。
荷台部分のスペースには、荷箱上への装着、サブフレームのボールポイントの使用、ストレートフレームへの直接装着など、様々な方法が選択できます。さらに、キャビン後部には、クレーンのアウトリガーやスイーパーのサクションホースを装着するスペースを備えています。
作業機の駆動用として、メカニカルのフロントPTO、油圧システムを装備しています。大容量の油圧システムもオプションとして選択でき、高出力型の作業機への対応も問題ありません。作業機側には、駆動用としての油圧ポンプ、モーター、専用エンジンなどを搭載する必要がないため、システム全体としてのコストダウンが可能になります。
●オールイヤーのラウンドプレーヤー
専用の作業車が複数必要な場合においても、ウニモグであれば1台複数の作業をこなすことが可能になります。1951年から始まる、多目的作業車としての洗練された操作性、約3,000種類の豊富な作業機、ウニモグは年間を通して様々な作業に活躍します。
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