テーマ館ツアー


フィアット 500A トッポリーノ
(1936年・イタリア)

イタリアを代表する名門企業フィアットは1899年の創立以来、大衆車づくりに並々ならぬ意欲を燃やしてきた。その代表と呼べるのがトッポリーノ(ハツカネズミ)の愛称で親しまれた500A。小型車ながら充分な居住スペースを確保、4輪油圧ブレーキなどの贅沢なメカニズムも装備されており、イタリア市民の実質的な足となった。映画「ローマの休日」では、王女である主人公が大使館を逃げ出し初めての庶民生活を楽しむ場面で500Bが登場し、同じ大衆車のヴェスパとともにローマの街を彩っている。500Bは戦後型で、500Aとはボディサイズが若干異なるが、基本的な仕様はほぼ同じである。

ピアジオ ベスパ125
(1951年・イタリア)

1946年に初登場以来、毎年改良を重ね、現在でも販売され続けている史上最年長スクーター。スチールのモノコックフレームを持ち安価で乗りやすく、戦後のイタリア庶民の足として大人気となった。2サイクルのカン高いエンジン音と、その後ろ姿がハチに似ていることからイタリア語のハチを意味するベスパの名前で呼ばれるようになった。映画「ローマの休日」に登場しているのもこのモデルで、フロントライトがハンドルではなくフェンダーの上にある点、エンジンのファンカバーがリアフェンダーと一体になっていない点が大きな特徴である。


ローマの休日
(1967年・フランス ソシエテ・ヌーベル・ド・シネマ作品)

ローマの大使館から逃げ出した王女アンが、初めて経験する恋や大衆的な生活を通して一人前の王女になるまでの物語。新聞記者ジョーに連れられてつかの間の自由を満喫するアンの可憐な姿が人々の心をとらえ、主演のA.ヘップバーンは一躍世界的スターとなった。


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