東京モーターショー2000
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日野自動車株式会社
〒191-8660 東京都日野市日野台3丁目1番地1
■ブースのご案内
トヨタ自動車(株)、日野自動車(株)、ダイハツ工業(株)は、「21世紀の物流・人流の在り方」をテーマに、軽トラックから大型トラック・バスまで商用車のフルラインアップを構成する3社が未来を見据え、「環境、ITS、福祉」の各分野における取り組み姿勢を一体となり提示するため、参考出品車22台、市販商用車29台、福祉車両等特装車13台の合計64台の車両ならびに各種技術展示物を出展いたします。 その中で日野は、地球環境の保全に向け排出ガスのクリーン化をさらに進めるディーゼル新技術、新ハイブリッド車。安全性を一段と高める、先進安全自動車。ITS技術を駆使して物流の総合的効率化を進めるネット型運送業支援システム。すべての人が乗りやすく利用しやすい低床のバスシリーズなど、物流・人流の将来を見据えた商用車への取り組みを提示します。
■展示内容のご紹介…合同出展コーナー(日野出展物)

(1)環境
排出ガスのクリーン化、省エネルギーなど、地域環境および地球環境保全への取り組みを紹介。

1. 排出ガスのクリーン化
ディーゼル車の低燃費をさらに進化させ、排出ガスのクリーン化に寄与する先進のディーゼルエンジンと新型ハイブリッドトラックを展示。
●トラック・バス用ディーゼルエンジン
(コモンレール式/10.5l、8l、5.3l、4.9lエンジンシリーズ)
●新型ハイブリッドディーゼルトラック
日野自動車とトヨタ自動車の共同開発によるクリーン&低燃費の新型ハイブリッド商用車。
日野の新低公害ディーゼルエンジンとトヨタのハイブリッドシステムおよびディーゼル車用触媒システムなど両社の先進技術を採用。
地球環境保全と都市環境保全の観点から、市街地での使用における大幅な燃費性能の向上と排出ガスの画期的なクリーン化を両立させ、さらに変速操作の無いスムースなイージードライブ、静粛性も備えたシティーユース低公害商用車の実現を目指す。

(2)ITS
先進安全自動車、物流システムなどITS分野での先進の取り組みを紹介。

1. 先進安全自動車
運輸省提唱のASV(Advanced Safety Vehicle)研究開発推進計画へ参画し、開発したasv-2を展示。
●スーパードルフィンプロフィアASV-2(大型トラック)
エレクトロニクス技術などの新技術により自動車を高知能化して安全性を格段に高める7つの機能を搭載。
・車間距離一定クルーズシステム
・レーンキープ援助システム
・後側方警報システム
・居眠り運転警報システム
・後続車間距離警報システム
・ヒューマンマシーンインターフェース
・フロントアンダーランプロテクター

2. 物流システム
先進ITを活用し、運行・車両管理、さらには受注〜売上システムまで、運送事業者様の一連の業務を支援する運輸業ソリューションシステムを提示。
●ネット型運送業支援システム
車両、ASPセンター、運送事業者間をパケット通信、インターネット、ICカード使用のデジタルタコグラフにより情報交換。運送事業者の車輌運行・車輌管理、受注から売上、さらに事務管理まで広く事業を支援するシステム。

(3)福祉
高齢者や障害者のより快適な移動を支援すると共に排出ガスのクリーン化を追求し、公共交通に貢献する大型バスを展示。
●大型ノンステップ路線バス(ブルーリボンシティ)
・ノンステップと車高調整装置により楽な乗降を実現。
・室内は段差のないフルフラットなフロアを確保。
・コモンレール式燃料噴射システム、世界初パルスEGRをはじめとする先進ディーゼルテクノロジーにより低公害車指定制度(七都県市、京阪神六府県市)に適合。

展示内容のご紹介…日野コーナー

(1)参考出品車
1.スペースレンジャーFT
(2001年パリ・ダカールラリー出場予定車)
世界一苛酷なラリーとして名高いパリ〜ダカールラリーに挑戦するスペースレンジャー。
2001年出場車はDPFを装着し、ラリーでの耐久試験を予定。

(2)市販車
1.スーパードルフィンプロフィアFW
(ショートキャブ、スーパーハイルーフ、バンボディ)
前2軸、後2軸(8×4)の低床大型トラック。
キャブはショートキャブのスーパーハイルーフとし、荷台は長さ10m、容積66m3と単車型では国内最大。
運転席は通常のヒンジドアに対し、スライド式のドアを採用。サスペンションはダブルトレーニング・エアサスペンションでソフトな乗り心地を実現。
スーパーハイルーフは、エアロダイナミクスなスタイルと同時に空気抵抗を低減し、低燃費にも効果。

2.スーパードルフィンプロフィアFR
(フルキャブ、キャブ付シャシ)
日野の大型トラックの中心車種。
エンジン(K13C型)は、コモンレール式燃料噴射システム、世界初のパルスEGR、VG(Variable Geometry)ターボなど、日野の先進技術を投入し低公害、低燃費を実現。
トランスミッションは「プロシフト」オートマチックトランスミッションでイージードライブと低燃費に貢献。
サスペンションは、ダブルトレーリング・エアサスペンションで快適、高品質輸送をもたらす。
展示車は車間距離を一定に保つスキャニングクルーズ、ETC(有料道路自動料金収受システム)、エンジンを動かさずに冷房が可能な蓄冷式冷房装置などを装備。

3.スーパードルフィンプロフィアSH
(セミトラクター)
日野のトラクターシリーズの中心車種。
トランスミッションは、16段のオートマチックトランスミッション「プロシフト16速」。
EBS(電子制御ブレーキ)によりトラクター、トレーラーの制動性能も一段と向上。

4.スペースレンジャーFJ
(ショートキャブ、ウイングボディ)
レンジャーシリーズの大型車。
ショートキャブを採用し、積載量8.5トンは中量輸送に最適。
ディーゼルエンジン車として低公害車指定制度(七都県市、京阪神六府県市)に適合。

5.スペースレンジャーFD
(フルキャブ、バンボディ)
中型トラックのスタンダード車。
ディスチャージヘッドランプ、ディスクブレーキ、スキャニングクルーズ、電磁式リターダ、ESスタートなど充実した安全装備。

6.デュトロ
(スタイリッシュバンボディ)
日野トラックシリーズの最小型車。
スタイルは新世代のトラックデザインを追求。
大型・中型トラックの技術を小型に導入、信頼性、耐久性も新しい基準を目指した。

7.セレガR GJ
(超高床大型観光バス)
最高級のツーリングバスは2階風のゴージャスなフォルム。
大型観光バストップレベルの快適な室内空間。
大切に楽しく人を運ぶため、ASR、ESスタート、EBS(電子制御ブレーキシステム)、永久磁石式リターダ、ニューセフティアイ、近接センサー、高強度ボディなど、充実した安全装備。

8.メルファ9
(高床中型観光バス)
独創性のあるなめらかな曲面で包まれたデザイン。
大型バス並の居住性を持ち、豪華なサロン仕様。

9.レインボー
(中型ノンステップ路線バス)
人や街へのやさしさをコンセプトに、ノンステップエリアではクラス最大。
コモンレール式燃料噴射システム、EGR酸化触媒付マフラーなどにより低公害車指定制度(七都県市、京阪神六府県市)にも適合。

10.リエッセ
(ステップリフト付小型コミュニティバス)
国内唯一のリヤエンジン式コミュニティバス。
生活に密着した地域交通に貢献。
大型バスから小型バスまで、日野の路線バスはどのような地域のニーズにも適応。


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自動車工業振興会