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モーターショーの歴史
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第24回東京モーターショー(S56.10/30〜11/10) 晴海


Poster
第24回東京モーターショーポスター

 世界が経済の低成長と不安定下におかれていたこのころ、少しでも自動車産業の立場から役に立ちたいと願い、テーマを「よりよい暮らし、確かなくるま」とした。80年代に入って初めてのショーとあって、各社の意気込みはすさまじいものがあった。

 今回ショーでは小型・大衆車のFF化(前輪駆動)が急増。ボディは軽量化され、デザイン的には空気力学的に洗練、より低いスタイルで空気抵抗を減らしながら燃費効率を高めているものとなっていた。ターボ・チャージャーも急速に普及。オートマチックの普及も著しかった。ニューモデルはターボの先陣を切った日産に続き、三菱がターボのフルライン体制を整え、ダイハツもシャレード・デ・トマソ・ターボを参考出品するなど、ターボ時代の到来を強く印象づけていた。このほかワンボックス・ワゴンなどのレジャーヴィークルも数と種類を増し、車の多様化、機能による分化が一段と明確になったのが今回ショーの傾向であった。出品台数は849台と過去最高を記録、来場者も111万4,200人でにぎわった。

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mikuni@nyc.odn.ne.jp