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モーターショーの歴史
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第14回東京モーターショー(S42.10/26〜11/8)  晴海


Poster
第14回東京モーターショーポスター

 ハイウェー時代の高速耐久性を重視してか、1500ccクラスに各社の重点が絞られていたようだった。話題の中心は直線を生かしたシャープなボディライン、三角窓をなくした大胆な設計のブルーバード(510型)。またいすゞがヨーロッパスタイルのフローリアン、東洋工業がコスモに続くロータリ・エンジン車、RX87、RX85の試作車を展示。トヨタは日産のプレジデントに対抗してセンチュリー(V8・3000cc)を登場させ、フルモデルチェンジのクラウンとともに注目された。ブルーバード、クラウンはカット・ボディを展示し新しい技術を公開する一方、安全性の高さを強調。エンジン技術ではハイウェー時代に応えるようにOHC方式の採用が多く見られた。

 外車出品はなく、外国人来客数はわずかに減少、総来場者も140万2,000人と前回より10万人ほど少なかった。また今回のショーでは、いまや社会問題となっている交通安全問題を来場者と一緒に考えようという試みで、1フロアいっぱいに交通安全コーナーを設け交通安全への啓蒙とした。

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mikuni@nyc.odn.ne.jp