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モーターショーの歴史
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第5回全日本自動車ショウ(S33.10/10〜10/20)  後楽園


Poster
第5回全日本自動車ショウポスター

 この回から、会場は後楽園競輪場に移され、自工振主催となった。出品会社は前回より増えて302社、出品車両は人気車に絞り込まれてきたのか、前回より逆に減って256台。それだけに目新しいものが多く、乗用車は軽四輪の「スバル360」が出品され、人気を集めていた。トヨタは世界最小の1500ディーゼルを搭載したクラウンの試作車、プリンス1900の生産型車など。トラック関係ではマツダ・ロンパー、くろがね・マイティなどが出品され、この分野に限っては二・三輪メーカーが四輪に転身をみせたショーでもあった。また民生ディゼル工業が、国産第一号の空気バネ利用のバスを開発して注目された。

 この年は国産乗用車のクラウン、ダットサン、スカイラインがアメリカ向けに本格輸出を始めたときでもあり、豪州ラリーにダットサン1000(富士号)がクラス優勝するなど、日本車の名が国際的にも知られ始めたせいか、ショー会場に外人の姿がチラホラ見られたのも、この回の特色であった。

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mikuni@nyc.odn.ne.jp