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モーターショーの歴史
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第2回全日本自動車ショウ(S30.5/7〜5/18) 日比谷


Poster
第2回全日本自動車ショウポスター

 この回も商業車中心のショーだったが、トヨタ、日産が新型乗用車をデビューさせたことで人気は一段と高まり、来場者は78万4,800人(会期12日間)を記録した。トラック部門では当時需要旺盛な三輪トラックに対し、トヨタがライトトラックSKB型1000cc(31年にトヨエースと命名)、日産がダットサン120型トラック、富士精密1.5トン積みAFIFなどの小型四輪トラックをデビューさせた。これが操縦安定性・積載量・外観乗り心地の点で優れ、ショーの雰囲気は三輪から四輪時代への幕開けを伺わせていた。

 一方、乗用車で目立った点は、国産車を代表する小型乗用車ダットサン(110型)が毎日工業デザイン賞を獲得した新設計のボディに変わり、同時にコンバーチブルも出品。また、アメリカ風のモダンな衣を身につけた新型トヨペット・クラウンRS型、それにトヨペット・マスターRR型がデビューするなど、純国産による本格的な乗用車時代の到来を思わせたものである。

なお、皇太子殿下のご来場があったのもこの回からであった。

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mikuni@nyc.odn.ne.jp