『新型ボルボS40』は、本年9月にフランクフルト・モーターショーで一般公開された。 『新型ボルボS40』は、現行のボルボS40をフルモデルチェンジし、ダイナミックなデザインとプレミアムカーにふさわしい高級感を合わせ持つ、ボルボの新しいミッドサイズ・モデル。ボルボのエントリーモデルとして、若い顧客層をターゲットに開発されたニューサルーンで、日本市場の同セグメントにおける強力な存在となることを目指している。(日本市場での価格・導入時期は未定)
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『新型ボルボS40』は、上級モデルの「ボルボS60」や「ボルボ S80」と同様に、ボルボのデザインコンセプトに基づくダイナミックなV字型ボンネット、ボルボ・ブリッジと呼ばれるサイドウインドーライン、幅広のショルダーライン、ダークグレーメタリックの直立したフロントグリル、流れるようなシルエットラインと切り立ったテールなど、生き生きとしたスピード感と彗星を連想させる流麗なデザインとなっている。 トレッドとホイールベースの拡張により、ダイナミックな走行性能と、快適な走行安定性を生み出すと同時に、スポーツカーのように存在感のあるプロポーションとなっている。また、ホイールベースの拡張は、リアドアのワイド化を可能とし、乗降性の向上も実現。 また、先代モデルと比較して全長こそ短くなったものの、全幅、全高は大きくなり、より広い居住空間を生み出した。外観からは想像もできない極めて開放的なキャビンは、ボルボ伝統のキャブフォワード・デザイン、ロング・ホイールベース、横置きエンジン配置によって実現された。
『新型ボルボS40』のインテリアデザインは、非常にユニークなフリースタンディング・センターコンソールをはじめ、これまでとは全く異なるインテリアデザインとなっている。コンパクトなボディでも、開放感を与えるため、ダッシュボードから完全に独立して構成されたフリースタンディング・センターコンソールは、人間工学に基づき設計され、乗員にとって重要なコントロールパネルとして機能する。
『新型ボルボS40』は、ボルボの上級モデルと同等の安全性を確保することを目標に開発された。剛性の高いボディ、特許を取得した複数のクランプル・ゾーンを持つ新しいフロント構造、ドライバーの走行状況に合わせてコンピュータが対処する世界初の「IDIS」(インテリジェント・ドライバー・インフォメーション・システム)など、ボルボ独自の技術により、コンパクトなボディにボルボの要求する高い安全性を実現。
『新型ボルボS40』の2.4リッターと2.5リッターの新型直列5気筒エンジンは、低速域から強力なトルクを発生し素早い加速を実現するとともに、振動の少ないスムーズな吹き上がりを実現し、快適でスポーティな走りが楽しめる。
コンパクトなボディサイズにもかかわらず、上級車と同等の品質、機能性を提供し、エキサイティングなデザインと卓越した走行性能を可能にした『新型ボルボS40』の登場は、ボルボセダンのさらなる飛躍を遂げることになるだろう。
本邦初公開となるコンセプト・カー「VCC」(バーサティリティ・コンセプト・カー)は、エステートの分野で常に業界のスタンダードを築いてきたボルボが提案する未来の上級エステート。一目でボルボとわかる「VCC」のエクステリアは、ボルボ伝統のデザインからインスピレーションを受けている。クルマの進む方向をそれぞれに照らす垂直に配置されたスリムな3つのヘッドライト、ソーラーパネルが組み込まれたルーフパネル、観音開きでBピラーのない開放的なドアなどが特徴。インテリアは、エアコン・ユニットとセキュリティ機能のみが装備されたセンターコンソールなどスカンジナビアン・ラグジュアリーの普遍的なシンプルさが具現化されている。ラゲッジスペースも、細部まで質の高さが再現され、電動操作で荷物の出し入れができるなど高級感溢れる機能的な空間が作り出されている。エンジンは「10年後を見越した新しい革新的なクルマ」というように、停車時はエンジンがストップし、発進時にスタートする“ディレクト・スタート&ストップ”機能などにより低燃費を実現。ワイヤレスネットワーク技術によって、ドライバーや乗員がさまざまな情報端末に簡単にアクセスできる車内通信インフラも装備している。また、環境面では、ルーフの太陽電池がエンジン停止時でも換気システムを稼働させ、他車から排出された大気中の炭化水素(HC)や窒素酸化物(NOx)まで浄化する「VAAC」(ボルボ・アンビエント・エア・クリーナー)システムを世界で初めて搭載。エレガンスと高品質がどのように未来のボルボVレンジで採用されるかを示唆する究極のコンセプト・カーである。