DB9は歴代アストンマーチンの中で最も大きな成功を収めたDB7の後継車として2004年の春から販売が開始されます。
DB9のボディフレームは、強度、ねじれ剛性、重量バランスにおいて世界で最も高効率の構造を実現しています。剛性は、多くのライバル車の実に2倍にまで高められ、軽量化が図られたことで卓越した走行性能と敏捷性を実現しています。全てのボディパネルにアルミもしくは軽量合成素材が採用されており、ステアリングコラムとインナードアパネルにはマグネシウム合金が使用されています。総重量は1,710kgで、V12エンジンを搭載し、高級車としてあらゆる装備を備えたプレステージ2+2スポーツカーとしては稀に見る軽量化を実現しています。これによりパフォーマンスが向上し、0-100km/hを僅か4.9秒(マニュアルトランスミッション)で達成する加速性能を実現しています。トランスミッションは、パドルシフト操作も可能な6速「タッチトロニック2」オートマティックトランスミッションが標準装備として設定され、また2004年後半には6速マニュアルトランスミッションも追加される予定です。
ギアボックスをリアに配置してフロントミッドエンジンレイアウトを採用したことで、完璧な50対50の重量配分を持つDB9には敏捷かつ安定した走りが約束されています。
DB9のインテリアはBridge of Weir社のレザーを初めとする高品質素材を使って手仕上げされ、シンプルかつ機能的な印象を醸し出しています。ボディのメイン素材がアルミであることを反映してインテリアにもアルミが採用されており、メーターパネルや細かい部分にいたるまでアルミが採用されています。
アストンマーチンのCEO、ドクター・ベツは次のように述べています。『DB9はスポーツカーとして設計されていますが、GTレベルの快適性と長距離走行性能をも兼ね備えています。ハンドルを握ることを愛するドライバーだけでなく、エクスクルーシブでスタイルのあるクルマを求める人のための1台でもあるのです。』
『DB9は全く新しく開発されたモデルであり、全ての面において最善を尽くして作られています。今後何年にも亘って、2+2スポーツカーのセグメントをリードする存在になると確信しています。』
DB9は回顧的なディテールやデザインにはこだわりすぎず、伝統的なアストンマーチンが持つスタイル、品質と、自由な発想から生まれた機能性を全て併せ持つモデルです。
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