東京モーターショーをゆったりした環境の中で見学したいという車いす利用者からの要望は以前から多く寄せられていた。こうした要望に対応して、自動車工業振興会は、展示規程の見直しなどにより、展示ブース内でのバリアフリー化を進めてきた。今回のショーから展示スタンドの設計については、「高齢者・身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」(ハートビル法)に準じて、車いすでの見学に支障がないように勾配が緩やかなスロープを導入するよう展示規程を変更した。年々高まるバリアフリー化のニーズに応え、車いす利用者への対応をこれまで以上に前進させると同時に、車いす利用者からのフィードバックを基にしてより質の高いショーを目指していくため、今回、報道関係者に入場が限定されているプレスデーに「特別見学日」を設定した。 |