Exhibitors -スズキ-
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未来型、小さなクルマを提案する スズキコーナー
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世の中不景気とはいえ、クルマに対する一般の関心は高いのか、モーターショーへの出足は相変らず好調。開幕以来の累計入場者数も前回を上回る程だった。会場内は好天続きとあってか、ベビーカーを押す若夫婦や、くるま椅子に乗った見物客が目立っていた。
次世代の小さな車が見える
小さいボディに“驚異の心臓”「C2」に人気
スズキ
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コンパクト・スポーツカー「C2」
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“パンダ”に似た可愛らしいデザインの小さなボディに、驚異の心臓(エンジン)を持つコンパクト・スーパースポーツ「C2」がブースの目玉となって賑わっていた。
スズキは今回も「小さなクルマ、大きな未来。」をテーマに得意とする小さなクルマ造りの思想・自信・夢・創造性を強調するとともに、これを3台のコンセプトカーを中心に表現、未来の小さなクルマの在り方を提案している。その傑作車のひとつが「C2」だ。ボディの長さはわずか3.650m、車重850kg(目標値)と基本はカプチーノの思想を継承、これを進化させたものだが、来場者の目はむしろ同じフロアに実物展示されているエンジンに向けられていた。排気量1.6リッターV8DOHCインタークーラーターボ付で、何と最高出力250馬力という驚異的なエンジンが搭載されていたからだ。コンセプトカーとはいえ完成度は高く、かりに実用化されたら文句なく国産トップとの評価が高いだけに若者達の注目を浴びたものだろう。
「UW−1」は小さなボディに最大限のスペースを追求し、日常から週末のレジャーまで使えるユーティリティワゴン(1000cc)。「CT−1」はトラックの積載性とバンの利便性を融合させたシティ・トランスポータ、電気自動車として長距離走行も可能なニッケル水素バッテリーを搭載、環境にやさしいEVとして登場している。市販はいずれも未定。
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250馬力の高出力を発揮する 新小型エンジン
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このほか参考出品車は全部で13台。ワゴンR、クラシックカーのセルボCなど市販の軽自動車も展示されており若者から家族づれで賑わっている。なお軽自動車メーカーにとって今回のショーは来年10月の規格改正をひかえ、新型車を出すに出せない事情があったものの、このハンディを創造的なコンセプトカーなどの企画力でうまくカバーしていたというのが実感だった。
Exhibitors - フォルクス・ワーゲン、アウディ-
高品質な2WDと4WDで圧倒的支持を受ける
フォルクスワーゲン
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新生フォルクス・ワーゲンらしい デザイン、W12
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フォルクスワーゲンは、品質の向上目覚しい4世代目ゴルフが注目株。生まれ変わったパサートに加え、さらにシンクロ(フルタイム4WD)仕様も充実。また東京モーターショーで突然現れたフォルクスワーゲンW12と命名されたスーパースポーツは、実際に自走可能という。V12、5.6リッターのこの車は、将来的にフルラインメーカーたらんとする同社のフラッグシップとなるのか、またうわさのV12セダンの布石であろうか、興味は尽きない。
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あまりの見事さに拍手が起きる ダンスパフォーマンス
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しかしこのブースの一番人気は何といっても8人のダンサーによるパフォーマンスで、あっという間に人だかりができる見事なものだ。
アウディ
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走る姿が美しい、アウディA6
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欧州での好評を背景に、日本でもブレイクしそうな気配があるアウディは、A3からA8までのフルラインアップが揃った。特に今回はフルタイム4輪駆動の元祖クワトロシリーズの充実が目を引く。中でもA6は、面の美しさ、作りの良さ、パッケージング、走り、どの点においても世界最先端を自負するだけの完成度だ。
トゥディ10/28
Navigator
1. 事前に渋滞情報 VICS体験試乗開始
渋滞していない道路はないのか―。ドライバーのそんな希望を叶えてくれる(財)道路交通情報通信システムセンターのVICS(道路交通情報通信システム)体験試乗会が28日から始まった。
VICS対応のカーナビを取り付けることによってこの情報を利用でき、目的地までの道路の混雑状況、所要時間などが表示される仕組み。16台の車を使ってメッセ周辺約8kmのコースを走り、VICSの効果をじかに確かめてもらおうというもの。16台は朝からフル回転という人気。体験試乗会は31日まで。整理券は国際会議場2階中央エントランスホール奥にある同センターの展示コーナーで配布。
2. ドイツ大使 自国ブースを視察
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フランク・エルベ駐日ドイツ大使
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フランク・エルベ駐日ドイツ大使は28日午前モーターショー会場を訪れ、北ホールに出品しているドイツ政府ブースを視察した。続いて西、中央、東ホールの順にビー・エム・ダブリュー、オペル、フォルクスワーゲン、アウディ、そしてダイムラー・ベンツなどのブースを熱心に見学された。このあと自工振幹部と懇談、「いろいろなショーを見てきているが、東京モーターショーは国産、輸入をわけへだてなく展示していて、とても素晴らしい」と、東京モーターショーを高く評価した。
3. Welcome to The 32nd Tokyo Motor Show
カタール
エネルギー工業大臣
アブドゥラ・ビン・ハマド・アル・アッティーヤ閣下
駐日カタール大使
アハメッド A . アルハル閣下
財政経済通商省次官
ユセフ・フセイン・カマル閣下
4. Visitors
入場者数 92,100人
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