Exhibitors-日産-
一般公開2日目の26日は日曜日とあって初日の若者中心から家族連れやカップルでの入場が目立った。
今回は見て、触って、試してみるという体験コーナーの多いのが特徴で、家族で挑戦したり、
終日楽しそうな笑い声が場内に響きわたった。 お目当てのクルマだけでなくパフォーマンスや名画とクラシックカーに見入るなど、
それぞれに楽しみ 方を見つけたようで、 モーターショーの見方も大きく変わりつつあるようだ。入場者のわりには会場はゆったりムードだったが、
これは規制をゆるめ二階展示が増えたためとみられる。
次世代を実感させる日産の技術CVT・直噴・電気 3つの技術を融合させたハイブリッド
日産自動車
「もっと日産になる。」をキーワードにコンセプトカーを中心に“環境にやさしく、走る楽しさ”の両立を目指した近未来に向けての新しい車のあり方や最新のパワートレーン技術を提案しているのが見どころだ。
DJ、ダンサーを中心としたライブパフォーマンスを見る人で賑わっていた。さて、ニューモデルで人気を集めているのは大衆車マーチをベースに次世代ベーシックカーに仕上げた「キューブ」(排気量1300cc)だろう。
来年2月頃には市販される予定というが、 四角形をイメージしたワゴンで、派手なボディーカラーが受けてか10代、20代の若い女性層からの熱い視線を浴びていた。コンセプトカーは4台で、
中でも自転車感覚で乗れ、普及タイプの超小型電気自動車「ハイパーミニ」(二人乗り)が完成度の高い形で登場している。すでに来年
10月規格改正される軽自動車の衝突安全基準をもクリアしており、 1日70キロほど走るタウンカーとしての実用化が期待されている一つ。
新世代ユーティリティワゴンとして人気を集めているのが、「スタイリッシュ
6」だ。 斬新なデザインだけでなく動力 源は直噴ガソリンエンジンと電気モーターによるパラレル方式のハイブリッドシステム、それに日産独自開発のCVT(無段変速機)が組み合わせられている。「他社のハイブリッドカーとの違いは」
という来場者の質問に係員は「CVTによる滑らかな走行性能」と答えていた。このほかアルミフレーム構造による軽量かつ頑丈なボディにハイブリッドシステムを採用、
環境への配慮と軽快な走りを両立させた「AL-X」。 また、 次世代の若者が自らのライフスタイルを表現するためのパートナーとして近未来的スタイルの
4WDスポーツスペシャリティクーペ「トレイルランナー」 なども若者たちから注目されていた。
ところで日産が最も力を入れていたのが二階に展示されている環境・技術コーナーだ。
ここではコンセプトカーに搭載されている世界初というCVT(2000ccクラス)と直噴エンジンと電
気モーターの三つの新技術を組み合わせたハイブリッドシステムがわかり易く公開されている。
しかもこれからの新型車に次々と搭載されるとあって、来場者の中でとくに外国人からの関心が高かった。
Exhibitors -ポルシェ、シトロエン、KIA-
いよいよ日本で発売されるポルシェの新型911
ポルシェ
ポルシェ・ジャパンの設立を契機にさらに本格的に日本市場に取り組むポルシェは、
新型911(コードネーム996)を日本でデビューさせた。長い伝統を誇る空冷フラット6は、911(コードネーム993)ターボのみとなり、これにボクスターを加えた3車種を中心に展示されている。
ボクスターとエルフ(911を意味するドイツ呼称)の水冷ラインアップは、 更なる静粛性と燃費の改善、
そして高いスペース効率が特徴である。
ポルシェはすべてが合理的で、 現実の利用形態に即した2+2のシートレイアウトなど、
人間の能力を高める道具である車という位置づけで、 スポーツカーの価値と可能性を求めている。
写真:RRの流れるリアエンドは健在、
新型ポルシェ911
シトロエン
シトロエンはその伝統を生かした高い完成度を誇る車を用意している。エレガントなラインを持つ次世代ハッチバック車XSARAは日本初登場。特にBピラーからCピラーへの流れとウエストラインの処理が巧みで、車両側面の面構
成がきわだつ。
KIA(起亜)
KIA(起亜)は、 日本では発売しないが世界的な知名度を向上させる目的で、今回のモーターショーに参加している。日本車と似た印象を受けるが、
すべて 左ハンドル仕様である。
トゥディ10/26
Navigator
5000万人目の入場者に記念品わが国最大の国際展示場・幕張メッセは平成元年の開館以来、通算5000万人目の入場者を迎え、26日午前10時30分から国際展示場中央プラザで記念式典を
行った。オープンしている5つのゲートごとに5000万人目の人を決定。 渡辺麻香さん(東京・練馬区)ら5人に沼田武千葉県知事から記念証が渡され、日本コンベンションセンター下村惠保専務取締
役と、自工振からそれぞれ副賞として記念品が贈られた。
小宮専務 BAY・Fmに出演
北ホール2階のマルチメディア体験コーナーにBAY・Fmがサテライトスタジオを開局、1日5分間の放送を始めた。26日は小宮好雄専務理事(自工振)が出演、ディスクジョッキーの質問に答える形でモーターショーをPR。
放送時間は午前10時25分から5分間。 番組名は「東京モーターショーアップデイツ」。11月5日まで毎日東京モーターショー情報をレポートする。なお、この放送はインターネットの東京モーターショー・オフィシャルサイトでもみることができる。 |