イタリアにおけるOICA公認のモーターショーはトリノでしたが、2001年以降海外出品者が集まらず、開催されていません。そのような状況下、イタリア北部の交通の要衝で毎年開催されている本ショーは、事実上「イタリアを代表する乗用車ショー」であると言えます。会場であるBologna Fiereは、ボローニャ中央駅からタクシーで約5分、ボローニャ空港より約9kmに位置しています。またボローニャ中央駅からはシャトルバスが運行されており、アクセスは良好です。展示場は大小約20ものホールに分かれている事もあり、ショーとしての一体感がありませんでした。また各ホールは細長い構成になっており、展示し難いように思われます。また屋内外共通して言えるのが、東京モーターショーなどに比べ清掃スタッフが少なく、ゴミの収集が不充分なことでした。
入場料は22ユーロ(約3,000円)ですが、イタリアで映画を見るのに9ユーロ(約1,200円)しか掛からない事から割高感があります。来場者は圧倒的に若年層の「クルマ好き」で占められていました。
出品者数は19カ国約300社、出品メーカー(ブランド)はトヨタ、日産、ホンダ、スバル、三菱、マツダ、いすゞの日本勢や、アルファロメオ、フィアット、フェラーリ、マセラティ、ランボルギーニ、ランチアのイタリア勢等が独自ブースを構える中、カロッツェリアの代名詞とも言うべきピニンファリーナも独自ブースを構えていました。
屋外会場には、様々なレースを行うレース場や、トヨタ、日産、ホンダ(2輪)、フィアット、ランドローバー等ブランド別のトライアルゾーンがあり、人気を呼んでいました。 |