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Mitsubishi - 新デザインでブランドイメージを統一"ニュー・ヒストリー"に挑戦

限られたスペースの中で、何をアピールするのか。出品者が最も知恵をしぼるテーマである。だが、ダイムラー・クライスラーとのアライアンスを一段と強めたことで、 “ニュー・ヒストリー”つまり「新生三菱」の方向性や新しいデザインをより鮮明に打ち出したのが、このブースの特徴だ。

中央通路側の入口では、もっとも過酷なカーレースとして知られるパリダカール・ラリーで、幾多の名勝負で快挙を達成し続けてきたタフな「パジェロ」と「ランサーエボリューションWRC」が出迎えてくれる。新世紀にふさわしい企業に生まれ変わるため、この2台のラリーカーのように、新しいゴールを目指して走り出すというイメージ効果を演出している。

テーマは「より確かな品質への挑戦」と「新しいクルマづくりへの挑戦」。21台の出品車のうち、参考出品のコンセプトカーは4台に絞り込んでいる。

「近未来」と「未来」という時間軸にステージを分けて提案しているが、4台ともすべて、ダイムラー・クライスラーから新しくデザイン本部長に迎えたオリビエ・ブーレイ氏がデザインを担当した。中央のガラス張りのステージは近未来をイメージした「CZ2」と「CZ3 Tarmac」を、後方のメインステージは「未来」を描いた「S.U.P.」と「SPACE LINER」を展示している。このうち「S.U.P.」は自然とテクノロジーとの融合を図ったギア感覚のクルマで、忘れがちな子供心、遊び心をかき立てる。これからのカーライフのあり方をズバリ提案してくれる憧れのコンセプトカーだ。

これらの新モデルの共通点は「流れるようなボディの曲面とリズム感溢れるウエーブライン」(ブーレイ氏)という。新しいデザインでブランドイメージを統一するが、ブース内でも一際目につくエンブレムの「スリーダイヤ」をひと回り大きくしたことからも、新しく挑戦する意気込みが感じられる。

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新空間価値を提案する「SPACE LINER」
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洗練されたデザインの「CZ3 Tarmac」
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