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Aston Martin - 新旗艦V12ヴァンキッシュが登場

「DB7ヴァンテージヴォランテ」と「V12ヴァンキッシュ」の二台が並ぶブースは、中に入れないため来場者は遠巻きで見る。「ヴァンキッシュ」のドライブ・バイ・ワイヤーなど最新装備を確かめることはできないが、特徴あるコンポジット構造だけは中央に配置されたカットボディで判断することができる。

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パドルシフト初採用の「ヴァンキッシュ」
Alpina - 新車攻勢と高性能車が人気をさらに盛り上げる

アルピナは「ロードスターV8」が目玉。派手さはないが人気を集めていた。

 
Renault / Alpine Renault - コンセプトカーのタリスマンに人気

ルノーブースは、日本での知名度の浸透に応じて来場者の関心も高まっている。中でもコンセプトカーの「タリスマン」は、洗練性と完成度の高さが人気を呼んでいた。クーペとワゴンの長所を合わせた「アバンタイム」も依然として注目を浴び、座ってじっくりと眺める人々も多い。

小型車にとどまらないルノーワールドの奥深さを強く印象付けるのが、3.5リットルV6エンジンを搭載した発売予定の高級車「ベルサティス」。全長4860mmの大型セダンも後部ゲートを持つ5ドア仕様であるところがルノーらしいと、評判は上々であった。

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最も注目を浴びた「タリスマン」
Jaguar - 未来を指向するジャガーRクーペ

圧倒的な人気の中心は「ジャガーRクーペ」(コンセプトカー)。クラシカルなジャガースタイルながら4座を確保した超レトロモダンクーペを前に、今後のジャガーデザインについての議論があちこちから起こっていた。FRから四輪駆動へ劇的な進化を遂げた「X-TYPE」は、コンパクトな外観と相まって若い人々の人気も上々だ。来場者を見る限りでは、ジャガーに対する関心がより幅広い層に広がっている印象を受けた。

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コスワース製V10気筒を搭載する「ジャガーRクーペ」
BMW - 新車攻勢と高性能車が人気をさらに盛り上げる

BMWは、新型7シリーズや3シリーズのマイナーチェンジなど盛りだくさん。ダントツの人気は「M3 CSL」。M3を徹底した軽量化によって200kg以上も軽くして性能アップ。来場者をして「やはり男の乗るクルマ」とか「すごい、来て良かった」とうならせていた。話題のもうひとつは、あのMINIの新型(参考出品)。日本初のMINIブランドの展示は、区画を切り離し別世界を演出していたが、黒山の人だかりが絶えない。

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見るからに高性能を感じさせる「M3 CSL」
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Fiat - 豊富なバリエーションを展示

モーターショーは、実車に触れる最良の機会である。高い完成度を誇る小型車を展示するフィアットブースでは、プントシリーズを乗り比べてみる家族連れが多く見られた。

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一番ホットな「プントHGT アルバト」
Alfa Romeo - ホットモデルが揃った人気ブース

前回の東京モーターショーで注目されていた「アルファ156」に続いて、今回はコンパクトカー「アルファ147」がすごい人気だ。どこで購入できるのか聞く人がかなりいるという。

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来場者の関心を集める「アルファ147」
Ford - アメリカン・ドリーム・カーの「復活」

正面壇上の展示は「フォーカスRS WRC」。より近くから見ようと身を乗り出す人もいるのは、モータースポーツへの参加で日本での知名度が上がったからだろう。「サンダーバード」は、1954年型初代サンダーバードの復活を意図した参考出品車である。コンパクトで伸びやかなボディラインは、当時を知らない(と思われる)若者達にも違和感なく受け入れられているようだ。来場者の関心はやはり「マスタング・ブリットGT」の方が高い。60年代末に日本でも上映され爆発的にヒットした映画「ブリット」について、懐かしそうに子供に話すお父さんの姿が印象的だった。

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初代モデルの復活を意図した「Tバード」(参考出品車)
Volvo - エステートのボルボからセダンも

日本でも今年から発売され、エステートでないボルボとして「異例」の人気を得ている「S60」シリーズは、この会場でも世代の別なく評判が良い。「SCC(セーフティ・コンセプト・カー)」、「ACC(アドベンチャー・コンセプト・カー)」、「PCC(パフォーマンス・コンセプト・カー)」の各コンセプトに特化した展示車はいずれも注目を集めていたが、やはりスポーティな「PCC」が最も関心が高いようだ。上映されている安全への取り組み紹介ビデオ、「クライブは生きている」というダミー人形のラブストーリーも会場で絶賛を浴びていた。

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BTCC参戦モデルを彷彿させるボルボPCC
Land Rover - アクション映画の主人公になれる?

常に人だかりで混雑しているのは、映画トゥーム・レイダーでスーパーヒロインが愛用する「ディフェンダー」の特別仕様車。リバイバルでなく1940年代のスタイルそのままに現代でも通用できる実力は特筆ものだ。主演女優のララ・クロフトを想わせるコスチュームを着たコンパニオンも華を添え、フラッシュの光が絶えない。

「レンジローバー」から「ディスカバリー」、「フリーランダー」まで、オンにもオフにも強いタフなボディは日本でもよく知られ、人気も上々だ。

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ランドローバーブランドのアイコン、「ディフェンダー」(特別仕様車)
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