昨年の商用車ショーに次いでトヨタとの共同展示。超低燃費車の開発など、スモール「エコ・カー」へのこだわりがグループのシナジー効果を発揮している。
トヨタグループのブースでは、F1とCARTの2台のレーシングカーが飾られている中央通路から正面のメインステージを見渡すと、右側がニューコンセプトカー「MUSE」などを展示しているダイハツのコーナーだ。
参考出品車は前回並みの10台だが、このうち3台が環境にやさしい「エコ・カー」。中でも来場者が特に大きな関心を寄せているのが、超低燃費を誇るハイブリッドタイプの軽自動車「UFE」。「ガソリン1リットルで55km(10・15モード)走る、夢のようなクルマができました」というコンパニオンの説明に「ホントですか?」と思わず足を止めて、技術担当係員に問いかける熱心な来場者もみられるほど。
また、燃料電池車コーナーでは、トヨタの「FCHV-5」「FCHV-4」と並んで、軽自動車では初の高圧水素方式の「MOVE
FCV-K-II」を出品。高性能燃料電池「トヨタFCスタック」を搭載しており、共同展示でグループのシナジー効果を発揮する格好の場となっている。
スポーツのニューモデルでは、オープン2シーターの軽スポーツカー「COPEN」を参考出品。バックにある幅12メートル、高さ3メートルの大型スクリーンから流れる3D映像で、臨場感あふれる立体的な未来画像によるドライブ感覚が楽しめる。 |